プレスリリース 2009年

定期検査中の福島第一原子力発電所6号機の発電開始について

                             平成21年6月12日
                             東京電力株式会社

 当社福島第一原子力発電所6号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)は、
平成21年3月11日以来、第21回定期検査を実施してまいりましたが、6月12日午前
7時54分、発電を開始いたしましたのでお知らせいたします。
 今後、出力を定格出力まで上昇させ調整運転を続けたのち、7月中旬に経済産業
省の総合負荷性能検査を受け、定期検査を終了する予定です。

 今回実施した主な工事は、以下の通りです。

(定期検査中に実施した主な工事)
1.燃料集合体の取替え
   燃料集合体764体中160体を取り替えました。
2.原子炉隔離時冷却系配管改造工事
   原子炉内で、水の放射線分解によって生成される混合ガス(水素・酸素)が
  蓄積・滞留する可能性のある原子炉隔離時冷却系の配管について、混合ガスを
  連続して排出させるベント配管を新たに設置しました。
3.復水ろ過装置増設工事
   復水を全て復水ろ過装置に通水できるように復水ろ過装置の増設を行いまし
  た。
4.主復水器真空度に関する信号の設定値変更工事
   主復水器真空度計をゲージ圧力計から絶対圧力計に取り替えることにともな
  い、主蒸気隔離弁を閉じるための一つである主復水器真空度低の設定値を変更
  しました。
5.プロセスモニタリング設備取替工事
   発電所の運転管理のために液体や気体の放射線レベルを連続監視するプロセ
  スモニタリング設備のうち、原子炉建屋の排気中の放射線を計測するモニタの
  検出器をGM管検出器から半導体検出器へ変更しました。
6.蒸気タービン取替工事
   3台ある低圧蒸気タービンの内部車室を耐浸食性に優れた材料に取り替える
  とともに、タービンの翼(羽根)とロータを取り替えました。
   また、高圧蒸気タービンを取り替えました。

                                  以 上

<参考>当社原子力発電所の現況

福島第一・1号機( 46万キロワット)    運転中
     2号機( 78万4千キロワット)  定期検査中
     3号機( 78万4千キロワット)  定期検査中
     4号機( 78万4千キロワット)  運転中
     5号機( 78万4千キロワット)  運転中
     6号機(110万キロワット)    6月12日から発電開始

福島第二・1号機(110万キロワット)    運転中
     2号機(110万キロワット)    運転中
     3号機(110万キロワット)    運転中
     4号機(110万キロワット)    定期検査中

柏崎刈羽・1号機(110万キロワット)    定期検査中
     2号機(110万キロワット)    定期検査中
     3号機(110万キロワット)    定期検査中
     4号機(110万キロワット)    定期検査中
     5号機(110万キロワット)    定期検査中
     6号機(135万6千キロワット)  定期検査中
     7号機(135万6千キロワット)  起動試験中

 これにより、停止中のプラントは、9基、合計952万4千キロワット、運転中の
プラントは、8基、合計778万4千キロワットとなります。



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