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プレスリリース 2010年

定期検査中の福島第二原子力発電所2号機の発電開始について

                             平成22年6月3日
                             東京電力株式会社

 当社福島第二原子力発電所2号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)は、
平成22年3月6日以来、第19回定期検査を実施してまいりましたが、6月3日午前
9時46分、発電を開始いたしましたのでお知らせいたします。
 今後、出力を定格出力まで上昇させて調整運転を続けたのち、7月上旬に経済産
業省の総合負荷性能検査を受け、定期検査を終了する予定です。

 今回実施した主な工事は、以下の通りです。

(定期検査中に実施した主な工事)

1.燃料集合体の取替え
   燃料集合体764体中188体を取り替えました。
2.ガドリニア濃度変更9×9燃料(A型)の採用
   従来の9×9燃料(A型)および9×9燃料(B型)に加え、プラント運転
  初期から中期までの燃料の反応を抑える物質であるガドリニアの濃度が高い9
  ×9燃料(A型)を、88体採用しました。
3.原子炉隔離時冷却系配管改造工事
   原子炉内で、水の放射線分解によって生成される混合ガス(水素・酸素)が
  蓄積・滞留する可能性のある原子炉隔離時冷却系の配管について、混合ガスを
  連続して排出させるベント配管を新たに設置しました。
4.水素注入設備設置工事
   炉内構造物の応力腐食割れに対する予防保全対策として、水素注入設備の設
  置工事を実施しました。

                                  以 上

* ガドリニア濃度変更9×9燃料(A型)
  ガドリニウム(Gd)の酸化化合物であるガドリニア(Gd2O3)の濃度が、現在
 使用しているウラン燃料(ガドリニア濃度:約3.0〜約5.0wt%)より高い燃料
 (ガドリニア濃度:約5.0〜約7.0wt%)。
  ガドリニアは中性子吸収能力が高く、従来よりガドリニアを含んだウラン燃料
 を使用しているが、ガドリニアの濃度を高くしたウラン燃料を使用することによ
 って、プラントの運転において原子炉内の燃焼の反応度をより制御・抑制しやす
 くする効果がある。

<参考>当社原子力発電所の現況

福島第一・1号機( 46万キロワット)   定期検査中
     2号機( 78万4千キロワット) 運転中
     3号機( 78万4千キロワット) 運転中
     4号機( 78万4千キロワット) 運転中
     5号機( 78万4千キロワット) 運転中
     6号機(110万キロワット)   運転中

福島第二・1号機(110万キロワット)   停止中
     2号機(110万キロワット)   6月3日から発電開始
     3号機(110万キロワット)   運転中
     4号機(110万キロワット)   運転中

柏崎刈羽・1号機(110万キロワット)   起動試験中
     2号機(110万キロワット)   定期検査中
     3号機(110万キロワット)   定期検査中
     4号機(110万キロワット)   定期検査中
     5号機(110万キロワット)   定期検査中
     6号機(135万6千キロワット) 運転中
     7号機(135万6千キロワット) 定期検査中

 これにより、停止中のプラントは、8基、合計841万6千キロワット、運転中
のプラントは、9基、合計889万2千キロワットとなります。

*現在、柏崎刈羽原子力発電所1号機は起動試験中ですが、発電機並列前のため停
 止中のプラントに含めております。



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