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プレスリリース 2013年

柏崎刈羽原子力発電所における敷地内断層に関する地質調査の評価結果について

平成25年4月18日
東京電力株式会社

 当社は、平成24年8月10日に開催された旧経済産業省原子力安全・保安院の地震・津波に関する意見聴取会において、敷地内の断層の評価にあたっては安田層*1の地層の年代等のより詳細な検討が必要との意見をいただきました。
 これを踏まえて、当該地層の年代評価をより精緻に行うことを目的とした地質調査を行うこととしました。

平成24年8月23日お知らせ済み

 当社は、平成24年9月より発電所敷地内を含む全3地点7箇所においてボーリング調査を行い、採取した試料をもとに火山灰や化石による分析を行った結果、これまで安田層を後期更新世から中期更新世にかけて形成*2された地層と評価していましたが、中期更新世に形成*3された地層であるとあらためて評価いたしました。

 この評価結果から、発電所敷地内で確認されている断層*4は、いずれも安田層中で止まっており、安田層堆積終了以降、すなわち約20万年前以降の活動はないと判断しております。

 当社といたしましては、今後も継続して調査・分析を行っていくとともに、新たに活断層評価に関する審査基準等が定められた際には、改めて適合性等について評価を行ってまいります。

以 上

添付資料:柏崎刈羽原子力発電所 安田層の堆積年代に関する地質調査の概要(PDF 966KB)
参考資料:柏崎刈羽原子力発電所 安田層の堆積年代に関する地質調査報告書(PDF 84.8MB)

※添付資料および報告書に一部修正がございます。報告書の修正箇所につきましては、報告書修正履歴をご確認ください。なお、添付資料の修正箇所につきましては、当該資料に記載しております。(平成25年6月27日修正)

*1 安田層
 柏崎平野およびその周辺に分布している地層で、発電所敷地内で確認されている断層が安田層中で止まっていることから、断層の活動性評価の際に安田層の堆積時期を目安にしている。

*2 後期更新世から中期更新世にかけて形成
 阿多鳥浜テフラ(約24万年前)を挟むこと等から少なくとも約24万年よりも前から12~13万年前に形成されたと評価していた。

*3 中期更新世に形成
 今回実施した調査の結果から30数万年前から約20万年前までに形成されたと評価した。

*4 発電所敷地内で確認されている断層
 柏崎刈羽原子力発電所敷地内では、α・β断層、F系断層、V系断層、L系断層、(1)・(2)断層の計23本が確認されている。

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