お知らせ

2017年8月23日
東京電力フュエル&パワー株式会社

 当社は2016年6月29日に営業運転を開始(2016年6月29日お知らせ済み)した川崎火力発電所2号系列第3軸(定格出力:71.0万kW、発電効率:約61%、燃料:LNG)について、他社の蒸気タービンの不具合事例を踏まえ、設備の安全性確保を目的に応急対策工事を実施し、最終段翼の代替として鋼製の圧力プレートを使用する措置を講じておりました。

 本日完了した同軸の定期点検において、不具合に対する恒久対策工事を実施し、この度、低圧蒸気タービン最終段翼の取替工事を完了しました。これにより、当初設計どおり定格出力が68.5万kWから71.0万kW、発電効率が約59%から約61%とそれぞれ上昇いたします。
 川崎火力発電所2号系列第3軸では、世界最高水準の約61%という高い発電効率の実現により、従来型のLNG火力と比較して、年間で燃料費を約120億円、CO2排出量を約90万t削減できる見込みです。

 引き続き、当社は、燃料費の戦略的削減と収益力の向上により、低廉な電力を安定的にお届けするとともに、福島の復興に向けた原資の創出に全力を尽くしてまいります。

※最終段翼がある場合と同等の蒸気の圧力降下を発生させることを目的とした、整流効果を合わせ持つ多数の穴が開けられた鋼製の板

以 上

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