2023年12月5日
東京電力ホールディングス株式会社

 本日、当社は、柏崎刈羽原子力発電所の保安規定変更認可申請書を、原子力規制委員会に提出しました。

 今回の申請は、2023年11月21日に開催された保安規定変更に係る基本方針に関する審査会合において、重大事故等対処設備相当の耐震性等の耐性を有していない自主対策設備※1はAOT延長※2に活用できないとの見解をいただいたことから、本見解を踏まえ、保安規定の記載を適正化するものです。
 なお、今回の申請に際し、自主対策設備が事故対応等に使用できなくなるものではございません。引き続き自主的な安全性向上の観点から自主対策設備を維持してまいります。

 当社は、引き続き同委員会による審査に真摯かつ丁寧に対応するとともに、福島第一原子力発電所の事故から得られた教訓を踏まえ、更なる安全性、信頼性の向上に努めてまいります。

  • ※1 

    自主対策設備:「技術基準上の全ての要求事項を満たすことや全てのプラント状況において使用することは困難であるが、プラント状況によっては、事故対応に有効な設備」として発電用原子炉設置変更許可申請書に定義されている設備

  • ※2 

    AOT延長:保安規定には、SA設備(重大事故等対処設備)がLCO(運転上の制限)を逸脱した場合のAOT(要求される措置完了までの時間)を記載しており、対応する自主対策設備が動作可能であることの確認等によって当該時間を延長すること

以 上