2018年2月9日
東京電力ホールディングス株式会社
福島第一廃炉推進カンパニー

 福島第一原子力発電所の状況について、以下のとおりお知らせいたします。

下線部が新規事項)

【主な作業実績と至近の作業予定等】
2017年10月12日および19日にキャスク仮保管設備から共用プールへ輸送を行った使用済回収ウラン燃料を収納していたキャスク2基について、通常のウラン燃料(使用済み)に入れ替え、共用プールからキャスク仮保管設備への輸送が完了。(1基目:2018年1月29日、2基目:2月9日)

・2月8日午前11時16分頃、H1タンクエリアのRO中継タンクから雨水処理設備へ移送中に水が漏えいしていると、緊急時対策本部に連絡が入った。
  状況は以下のとおり。
  ・発見時刻       午前10時42分
  ・発生場所       H1タンクエリア付近
  ・発見者        協力企業作業員
  ・漏えい継続の有無   なし
   ※ポンプを停止したことから、漏えいが止まったことを確認。
  ・外部への影響     側溝へ流入したが、側溝内に土のうが設置してあり、漏えい水はその土のうで止まっているため、排水路まで流出していないことを確認。排水路モニターに有意な変動はない。
 その後現場を調査した結果、移送用耐圧ホースの連結部が外れたことにより漏えいしたことを確認。漏えいした水はタンクエリアの堰内に溜まった雨水で、漏えい量は4.8m3と推定。漏えいした水についてはバキューム車により回収し、Eタンクエリアの堰内に移送。漏えいした水の分析結果は以下のとおり。
  ・セシウム-134:検出限界値未満(検出限界値 4.4Bq/L)
  ・セシウム-137:検出限界値未満(検出限界値 4.4Bq/L)
  ・全ベータ:1.1×103Bq/L
  ・トリチウム:検出限界値未満(検出限界値 120Bq/L)

・2月7日起動予定であった、第二セシウム吸着装置(SARRY)を起動したところ、電源異常が確認されたことから停止。もう一つの水処理装置であるセシウム吸着装置(KURION)について起動可能か調査したが、起動不可能であったことから、同日午前10時50分に当直長が水処理装置のすべてが運転できないと判断。その後現場を調査したところ、第二セシウム吸着装置の電源盤にある変圧器から火花・異音が確認され、変圧器の端子部に放電痕を確認。現在、電源は停止しており、火花・異音については止まっている。現場の状況について、富岡消防署へ説明を行ったところ、午後0時48分、「火災ではない」と判断された。第二セシウム吸着装置(SARRY)については、速やかに復旧する方法を検討中。なお、水処理装置(SARRY・KURION)は運転できない状態だが、滞留水の維持・管理にただちに影響をあたえるものではない。
 その後、2月8日午後6時58分に当該変圧器は使用せず別のルートで送電し、第二セシウム吸着装置(SARRY)の運転を再開し、異常のないことを確認。

【継続実施中の主な作業】
<1~3号機使用済燃料プールからの燃料取り出し>
・2017年1月17日 3号機の燃料取り出し用カバー等の設置作業を開始。
     7月31日 燃料取り出し用カバードーム屋根の吊り上げ、組み立て作業を開始。
<処理水貯留タンク>
・2015年5月27日 フランジボルト締めタイプの貯留タンクの解体開始。
<陸側遮水壁>
・2017年8月22日 完全閉合に向けた凍結運転を開始(第三段階)。

【サブドレン他水処理施設の状況】
サブドレン他水処理施設の状況

【地下水バイパスの状況】
地下水バイパスの状況

【構内および海洋のサンプリング調査の状況】
・海水(港湾内、港湾外近傍、1~4号機取水口内)、地下水(1~4号機護岸、H4・H6タンクエリア周辺、地下貯水槽周辺、地下水バイパス)、排水路等の水質調査を実施した結果、至近の分析値と比較して有意な変動はなし。

※サンプリング結果の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果>
http://www.tepco.co.jp/decommision/planaction/monitoring/index-j.html
<福島第一原子力発電所における日々の放射性物質の分析結果>
http://www.tepco.co.jp/decommision/planaction/monitoring2/index-j.html

【原子炉および使用済燃料プールの冷却状況】
<原子炉>
・1~3号機原子炉への注水を継続中(各号機ともに冷温停止状態を継続中)。

<使用済燃料プール>
・1,2,3,5,6号機使用済燃料プールの安定冷却を継続中(4号機は燃料取り出し済み)。

・3号機使用済燃料プール(以下「SFP」という。)循環冷却系については、長期点検計画に基づき、SFP循環冷却設備の弁点検および配管の塗装を行うため、1月31日午前5時36分からSFP循環冷却系一次系を停止。冷却停止時のSFP水温度は27.1℃。
その後、予定作業が終了したことから2月8日午後4時6分にSFP循環冷却系の一次系を起動。運転状態については、異常のないことを確認。起動後のSFP水温度は、30.5℃。

・1号機SFPについては、2月1日午後3時10分にSFP循環冷却の一次系の冷却を停止。冷却停止時のSFP水温度は25.4℃。3月12日午後5時まで冷却を停止予定。SFP循環冷却一次系のポンプは2台(A,B)あり、ポンプAは点検を行い、ポンプBについてはポンプAの点検を行う際の作業安全確保の観点から停止状態とする。放熱を考慮した停止期間終了時点で約23.5℃と評価。

2号機SFP循環冷却系については、2号機SFP循環冷却設備信頼度向上対策工事において、SFP循環冷却設備一次系に近接する作業を実施することから、2月12日午前5時~2月21日午後5時まで安全確保のため当該設備を全停予定。2月9日午前5時現在のSFP水温度は、29.4℃であり、放熱を考慮し、停止期間終了時点で約38.7℃と評価。

【1~6号機の状況】
※プラント関連パラメータ等の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<水位・圧力・温度など>
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/pla/index-j.html
<滞留水の水位・移送、処理の状況>
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/tairyusui/index-j.html

以 上

添付資料

参考資料(最終更新日時:2017年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2016年12月31日午後3時)

参考資料(最終更新日時:2015年12月31日午後3時)

参考資料(最終更新日時:平成26年12月31日午後4時)

参考資料(最終更新日時:平成25年12月31日午後3時)

参考資料(最終更新日時:平成25年10月22日午後3時)

参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)

※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。

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