福島第一原子力発電所 1号機の現状2013年12月17日更新

トピックス

  原子炉建屋機器ハッチ周りの建屋躯体調査について

平成25年12月4日(水)・5日(木)に、1号機原子炉建屋内部における建屋躯体の損傷状況を把握するために、カメラ・照明を取り付けた昇降装置を機器ハッチ開口下の1階床に設置し、2階から4階までの機器ハッチ周りの建屋躯体を遠隔操作にて撮影して確認しました。
その結果、各階の壁面に、大きな損傷は見られませんでした。
この調査結果は、使用済燃料プールからの燃料取り出しや燃料デブリ取り出しを行ううえで、建屋カバーをどのように改造していくか、原子炉建屋をどのように耐震強化していくかなどの計画に反映してまいります。

【参考資料】
2013年12月6日 福島第一原子力発電所1号機原子炉建屋機器ハッチ周りの建屋躯体調査結果について(723KB)

【動画】
2013年12月6日 福島第一原子力発電所1号機原子炉建屋機器ハッチ周りの建屋躯体調査結果について

ベント管下部周辺の調査結果について[2013年11月22日掲載]
水上ボートにカメラと線量計を搭載し、1号機のトーラス室内を半周ずつ航行させ、ベント管およびサンドクッションドレン管からの漏水有無および外観を確認しました。(上図)
その結果(下図)、(1)のサンドクッションドレン管の破損および漏えい、(1)~(2)の間のサンドクッションリングヘッダの破損、(4)のベント管の上部方向からの漏えいを確認しました。

この調査は、トーラス室内や格納容器内を水中で調査する際に、水中遊泳ロボットに関わる技術が必要となることから、新しく開発された長尺ケーブル処理技術の実証試験をかねたものでもあります。この実証試験では、長尺ケーブル処理機構が正常に動作(送り出し・巻き取り)することを確認しました。

今回得られたデータは、廃炉作業に向けた今後の調査方法や止水方法、燃料デブリ取り出し工法等の検討に活用してまいります。

【参考資料】
2013年11月14日 福島第一原子力発電所1号機ベント管下部周辺の調査結果について(2日目)(783KB)
2013年11月13日 福島第一原子力発電所1号機ベント管下部周辺の調査結果について(1日目)(193KB)

【動画】
2013年11月13日 福島第一原子力発電所1号機ベント管下部周辺の調査結果について

 

 

原子炉建屋カバーの解体について[2013年10月18日掲載]
1号機では、使用済み燃料プールの燃料や、原子炉内の燃料デブリ取り出しに向けて、原子炉建屋5階のオペレーティングフロア(※)上部のガレキを撤去をするため、原子炉建屋カバーの解体を計画しています。

建屋カバーの解体に先立ち、建屋内の空気をフィルターを通して外部に放出する(対策1)、大型機器を搬入するための機器ハッチにカバーを設置する(対策2)、大気中への放射性物質の濃度を監視する(対策3)、放射性物質の飛散防止剤の散布(対策4)などの取り組みを実施し、2013年度末頃から建屋カバー解体に着手する予定です。

建屋カバー解体後の敷地境界の放射線量は、解体前に比べて増加しますが、放出による影響は少ないと考えています。ちなみに、現時点での敷地境界の放射線量は0.03mSv/年であり、この値は、自然放射線による年間線量(日本平均約2.1mSv/年)の約70分の1に相当します。

(※)オペレーティングフロア
   定期検査時に、原子炉上蓋を開放し、炉内の燃料取替や炉内の構造物の点検等を行うフロア。


【放射性物質の放出抑制への取り組み】

【参考資料】
2013年9月26日 廃炉措置に向けた取り組みの進捗状況
           【資料2】中長期ロードマップ進捗状況(概要版)(2.12MB)

 

 

窒素封入変更試験の実施について[2013年7月10日掲載]
原子炉圧力容器(RPV)、原子炉格納容器(PCV)への窒素封入は、現在2、3号機ではRPVのみ、1号機ではRPV、PCVともに封入しており、水素濃度は基準値内で安定しています。
1号機でのみPCVへ窒素封入を行っているのは、封入量が減少した際に、PCV内の幾つかの温度計で上昇傾向が確認されていたためです。しかし、PCV窒素封入ラインは隔離弁の点検等が困難であり、今後信頼性の高いラインからの窒素供給が課題となっています。
そこで、PCVへの窒素封入を停止した際の影響を事前に把握するとともに、RPV封入ラインで代替可能かを確認することを目的に、2013年6月18日よりRPVとPCVの窒素封入量を段階的に変更する試験を開始しました。監視パラメータの状況については、6月19日より報道配布資料にてホームページでも公表しています。
試験にあたっては、安全性の確保を最優先に、保安規定を遵守して進めることとしており、保安規定値に余裕のある段階で試験の継続可否を判断することとしております。詳しくは参考資料をご覧ください。

【参考資料】
2013年6月17日 福島第一原子力発電所1号機 窒素封入変更試験の実施について

 

 

燃料取り出しに向けた原子炉建屋カバーの解体について[2013年5月24日掲載]
燃料・燃料デブリ(燃料と被覆管等が溶融し再固化したもの)の取り出しを目的に、上部の瓦礫撤去を進めるため原子炉建屋カバーの解体実施を検討していることを2013年5月9日にお知らせしました。
解体による敷地境界での被ばく評価ですが、現在の1号機からの放射性物質の放出量は『原子炉の安定冷却の継続による放射性物質の発生量自体の減少』や『格納容器ガス管理システムの設置』などにより約1/100に低下しており、カバー解体後の敷地境界線量の推定は約0.001ミリシーベルト/年(カバー設置前(2011年10月)は約0.1ミリシーベルト/年)で、被ばく評価の影響は少ないと考えております。
また、解体後も放射性物質の放出を抑制する取り組みとして以下を実施する予定です。
・【対策(1)】継続して格納容器ガス管理システムにより放出抑制を行う。
・【対策(2)】(新しい対策)原子炉建屋内の開口面積を縮小し放射性物質の放出を抑制する。
・【対策(3)】建屋カバーのモニタリング装置を一部移設し、継続して放射性物質濃度を連続監視する。
・【対策(4)】ガレキ撤去作業時は、他号機と同様に飛散防止剤の散布を行う。
スケジュールは、2013年度中頃に排気設備を停止し、その3~5ヶ月後にカバー解体に着手を予定しています。なお、プール燃料取り出し設備を設置した上で、約4年後に建屋カバーを復旧する見込みとしております。
詳しくは参考資料をご覧ください。(写真はこちら

【参考資料】
2013年5月9日 福島第一原子力発電所1号機燃料取り出しに向けた 原子炉建屋カバーの解体について

 

 

■原子炉建屋1階パーソナルエアロック室の調査結果について[2013年5月8日掲載]

今後の格納容器の調査・補修工法を検討するための情報収集を目的に、2013年4月9日、原子炉建屋内のパーソナルエアロック室の雰囲気線量率、温湿度測定、格納容器貫通部周辺の状況確認をロボットにて調査しました。調査の結果は以下のとおりです。
・最大の雰囲気線量率は床近傍で2100mSv/hでした。
・室内の温度は14℃、湿度は50%でした。
・塗装の変色や剥離は見られましたが、機器の変形や破損は確認されませんでした。
詳しくは参考資料をご覧ください。(写真、動画はこちら

 

全景(左)、ペネトレーション(貫通)部(右)

【参考資料】
2013年4月9日 福島第一原子力発電所1号機原子炉建屋1階パーソナルエアロック室調査結果について

 

 

所内電源系の停止事故(使用済燃料プール代替冷却設備停止)について[2013年4月24日掲載]
2013年3月18日18:57頃、プロセス建屋常用高圧電源盤、仮設3/4号高圧電源盤(A)、所内共通高圧電源盤4Aが停電し、使用済燃料プール代替冷却設備(二次系)が停止しましたが、3月19日14:20に復旧しました。

【信頼性向上対策】
使用済燃料プール代替冷却設備については切替盤を設置し、電源元を2重化いたしました。
小動物対策では、停電による影響が大きい高圧電源盤についてはケーブル貫通箇所の開部などに閉止等の対策を実施いたします。
なお、共用プール冷却設備は、電源設備を新設して2重化を図る工事を2013年9月末時点で完了する予定でしたが、前倒しで検討を行います。
事故の状況や対策など、詳細は参考資料をご覧下さい。(写真はこちら 3月20日3月22日3月25日

【参考資料】
2013年4月17日 社長会見配布資料(「福島第一信頼度向上緊急対策本部」電気設備対策チーム活動状況)
2013年3月28日 福島第一原子力発電所1~4号機所内電源系の停止事故について【概要】
2013年3月28日 福島県の申し入れに対する回答
2013年3月28日 福島第一原子力発電所1~4号機所内電源系の停電事故について
2013年3月25日 福島第一原子力発電所における電源設備の停止に関する調査状況
2013年3月22日 仮設3/4号高圧電源盤(A)他の電源停止事象について
2013年3月20日 福島第一原子力発電所における電源設備の不具合調査状況について(3/20 16:30時点)
2013年3月20日 福島第一原子力発電所における電源設備の不具合に関する時系列(通報連絡、メール実績)
2013年3月20日 福島第一原子力発電所における電源設備の不具合について(3/20 10:00時点)
2013年3月19日 福島第一原子力発電所における電源設備の不具合について(3/19 16:30時点)
2013年3月19日 福島第一原子力発電所における電源設備の不具合について

 

 

■トーラス室調査(2月20日、22日実施分)の結果[2013年3月24日掲載]
2013年1月25日にお知らせしました、原子炉建屋1階北西床面からのトーラス室調査を2月20日、22日に実施しました。調査の結果は以下のとおりです。
 ・滞留水の水深は約4.9mでした。
 ・滞留水の透明度は約60cmでした。
 ・トーラス室内の構造物にさび等は確認されましたが、大きな破損は確認されていません。
また、滞留水および堆積物を採取しており、放射性物質の濃度や性質を調査いたします。詳しくは参考資料をご覧ください。(写真、動画はこちら 2月21日2月22日

【参考資料】
 2013年2月22日 福島第一原子力発電所1号機トーラス室調査(2日目)について
 2013年2月21日 福島第一原子力発電所1号機トーラス室調査(1日目)におけるカメラ画像について
 2013年2月20日 福島第一原子力発電所1号機トーラス室調査(1日目)について

 

 

トーラス室調査に伴う穿孔作業の結果について[2013年2月23日掲載]
2013年1月25日にお知らせしましたトーラス室の調査のために、2月14日に1階床面に穿孔(せんこう)作業を行い、温度計、線量計、カメラを挿入するための孔をあけました。孔から水面上まで調査に支障となるような干渉物は確認されておりません。現場雰囲気線量(約1mSv/h)に大きな変化はないことから、今後予定通り調査をいたします。詳しくは参考資料をご覧ください。(写真はこちら

 

 【参考資料】
 2013年2月14日 福島第一原子力発電所1号機トーラス室調査に伴う穿孔作業結果について
 

 

■トーラス室調査のお知らせ[2013年2月5日掲載]
2013年1月25日、トーラス室の雰囲気、滞留水および堆積物の基礎データを取得し、格納容器調査・補修装置設計へのフィードバックおよびトーラス室への燃料デブリ(※1)拡散の有無を確認(試行)する計画をお知らせしました。詳しくは参考資料をご覧ください。
※1.燃料と被覆管等が溶融し再固化したもの

 【参考資料】
  2013年1月25日  福島第一原子力発電所1・2号機トーラス室調査について

 

 

■1-2号機滞留水移送ラインの信頼性向上工事が完了しました[2013年2月5日掲載]
1-2号機の滞留水移送ラインを耐圧ホースからポリエチレン管に変更し、信頼性を向上したことについて2013年1月25日にお知らせいたしました。詳しくは参考資料をご覧ください。

 【参考資料】
  2013年1月25日  福島第一原子力発電所1-2号機滞留水移送ラインの信頼性向上工事完了について

 

 

■5階オペレーティングフロアの状況 再調査結果について[2012年11月1日掲載]

2012年10月24日、使用済燃料プールから燃料を取り出す検討のため、カメラを取り付けたバルーンで原子炉建屋5階オペレーテイングフロアの調査を行いました。同調査は8月8日にも実施しましたが、その際は4階に障害物があり5階まで到達できませんでした。
今回は5階オペレーテイングフロアの様子や使用済み燃料プールの水面を撮影でき、また、燃料交換機が所定の位置にあることが確認できております。調査方法や各階の線量率などは参考資料をご覧ください。
(写真、動画はこちら

 

5階フロア 使用済み燃料プール水面(左)、天井クレーンの一部(右)


 【参考資料】
  2012年10月24日  福島第一原子力発電所1号機 オペレーティングフロアの状況再調査結果について

 

  

■原子炉格納容器内部調査結果と常設監視計の設置について[2012年10月18日掲載]

2012年10月9日~13日、原子炉格納容器内部の調査を実施し、13日には原子炉格納容器内に常設監視計(温度計、水位計)を設置しました。設置後、計装関係の不具合の有無、出力データの確認等を行い、それらに問題はございませんでした。今回設置した常設監視計が13日13時に計測した数値は以下のとおりです。
・格納容器内水位:ドライウェルの床上より約2.4m~3.2mの間(暫定値)
・雰囲気温度  :約34.1℃~35.1℃
・滞留水温度  :約37.0℃~37.4℃
これは、同時刻の既設温度計の測定値と大きな差はございませんでした。引き続き今回設置した常設監視計のデータの監視を実施する予定です。各日程毎の作業内容や雰囲気線量などの測定結果詳細、写真・動画は下記をご覧下さい。

 

○10月13日 常設監視計設置(雰囲気温度,滞留水温度,滞留水水位)(写真、動画はこちら

 【参考資料】
  2012年10月15日 福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器内部調査結果について
  2012年10月15日 福島第一原子力発電所1号機格納容器内調査状況(10月12日~13日実施分)

○10月12日 滞留水の採取(写真、動画はこちら

 【参考資料】
  2012年10月12日 福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器内部調査結果について
  2012年10月12日 福島第一原子力発電所一号機原子炉格納容器内滞留水の分析結果

○10月11日 CCDカメラによる内部撮影(1階グレーチング下部)(写真、動画はこちら

 【参考資料】
  2012年10月12日 福島第一原子力発電所1号機格納容器内のCCDカメラによる調査状況(10月11日実施分)
  2012年10月11日 福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器内部調査結果について

○10月10日 滞留水の水位・雰囲気線量の測定(写真、動画はこちら

 【参考資料】
  2012年10月11日 福島第一原子力発電所1号機格納容器内のCCDカメラによる調査状況(10月10日実施分)
  2012年10月10日 福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器内部調査結果について

○10月9日 首振りカメラによる内部撮影(1階グレーチング上部)(写真、動画はこちら

 【参考資料】
  2012年10月9日 福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器内部調査結果について


 

■格納容器内の状況確認を目的とした貫通部の穴あけ工事について[2012年10月4日掲載]

2012年9月27日、格納容器内の状況確認を目的としたセンサー挿入口を作るための作業状況をお知らせしました。機器設置作業のために、穴あけ部にカメラを挿入して状況を確認したところ、格納容器内の様子がごく一部ですが観察できました。今後はカメラによる内部の確認や温度計の設置、内部の水の核種分析実施などを計画しております。工事詳細については参考資料をご覧ください。(動画はこちら

カメラによる映像

カメラによる映像

 【参考資料】
  2012年9月27日 福島第一原子力発電所 1号機格納容器貫通部(X100Bペネ)穴あけ工事概要


 

■カメラを付けたバルーンによるオペレーティングフロアの状況調査結果について[2012年8月17日掲載]

2012年8月8日、使用済燃料プールから燃料を取り出す検討のため、カメラを取り付けたバルーンで建屋内の調査を行いました。原子炉建屋5階オペレーテイングフロアの調査を予定していましたが、4階でケーブルと思われる物が障害となり5階に到達できませんでした。
なお、4階を撮影したところ、周りの保温剤がはがれ落ちていましたが、非常用復水器本体(写真右のオレンジ色のもの)に大きな損傷は見られませんでした。詳しくは参考資料をご覧ください。(写真はこちら

<調査イメージ>

調査イメージ

機器ハッチシャフト内を浮遊するバルーンを見上げた写真(左)と、4 階の状況(右)

 【参考資料】
  2012年8月8日 
福島第一原子力発電所 1号機オペレーティングフロアの状況調査結果について


 

■ロボットによる原子炉建屋1階南エリアの環境調査について[2012年7月13日掲載]

2012年7月4日、ロボットで原子炉建屋1階南エリアの環境調査を行いました。最大線量率は床上15cmで5,150mSv/hでした。なお、2011年10月に実施した調査との比較では大きな変化はございません。また、2011年6月の調査では配管と床との隙間から湯気が出ている事が確認されましたが、10月および今回の調査では湯気は確認されておりません。詳細は参考資料をご覧ください。(写真、映像はこちら


1.TIP室扉鍵開け作業(左)、2.機器ファンネル(中)、3.床貫通部(右)

 【参考資料】

  2012年7月5日 福島第一原子力発電所1号機原子炉建屋1階TIP室内及び南エリアにおける環境調査の結果について

  2012年7月3日 福島第一原子力発電所1号機原子炉建屋1階TIP室内および南エリア環境調査(7月4日実施予定)アクセス予定ルート


 

■原子炉建屋トーラス室内の調査結果について[2012年6月29日掲載]

2012年6月26日、原子炉建屋トーラス室内をCCDカメラ、温度計、線量計を使って調査を行いました。配管、足場、手すりには錆(さび)などの腐食生成物が、また、床面には堆積物が確認されましたが、大きな変形や損傷は見られませんでした。水位、水温、線量、内部の様子などの調査結果は参考資料をご覧下さい。(CCDカメラによる映像はこちら


調査方法(左)と調査の様子(右)

 【参考資料】

  2012年6月27日 福島第一原子力発電所1号機原子炉建屋 トーラス室内調査結果について


 

■ロボットによる原子炉建屋の調査結果について(「建屋内の遠隔除染技術の開発」)[2012年6月1日掲載]

平成24年5月「建屋内の遠隔除染技術の開発」の一環で、建屋内の汚染状況を調査し、装置開発に資するデータを取得するため、ロボットによる線源/線量調査を実施しました。詳しくは参考資料をご覧下さい。(動画はこちら

・ガンマカメラ撮影結果例

西側通路部 処理前のデータ(左)と処理後のデータ(右)

・測定した表面線量率、ガンマカメラ撮影データから得られる表面線量率から空間線量分布図を作成し、今後の除染/遮へい計画策定に利用します。

 【参考資料】

  2012年5月25日 「建屋内の遠隔除染技術の開発」 ロボットによる1号機原子炉建屋 調査結果について


 

■原子炉建屋カバーの工事完了について

放射性物質の放出を抑制するための原子炉建屋カバーの工事が、2011年10月28日に完了しました。(設置工事の動画はこちら) 

 

1号機 原子炉建屋カバー

【プレスリリース】
 2011年10月28日 福島第一原子力発電所1号機原子炉建屋カバー工事の完了について
 

原子炉建屋カバーにつきましては、燃料・燃料デブリ(燃料と被覆管等が溶融し再固化したもの)の取り出しを目的に上部の瓦礫撤去を進めるため、カバーの解体実施を検討しております。(解説はこちら

 

1号機の概況

原子炉および原子炉格納容器、使用済燃料プールへの注水を行っており、安定した状態を続けております。