使用済燃料プールからの燃料取り出しに向けて、どのような作業を行っているの?
2号機は、事故当時、水素爆発を免れました。使用済燃料プールから燃料取り出しを行うために、現在は、原子炉建屋上部のガレキ撤去や調査を行っています。
事故当時から今までどのように変わったの?
原子炉建屋の中ではどのような作業が行われているの?
廃炉作業へ向けた除染作業や原子炉建屋に滞留している汚染水を処理する作業などを行なっています。2018年2月、格納容器内部の調査によって、燃料デブリがあるとされている圧力容器の真下の撮影に成功。
その中の一部に燃料デブリと思われる堆積物が見つかりました。
また、水がしたたり落ちていたことから、燃料デブリは冷却状態が保たれていることが確認できました。
さらに、2019年2月には、燃料デブリと思われる堆積物の硬さや脆さなどの性状を確かめるための接触調査も行われました。
原子炉建屋の前についている灰色のボックスはなに?
原子炉建屋上部の調査に向けて作られた部屋で、
前室(ぜんしつ)と呼ばれます。
前室の中で作業をすることで、
放射性物質を含むチリなどの飛散を抑制します。
高さ30m、幅38m、奥行き16mです。