第11回「原子力安全・品質保証会議」の開催について
当社は、第11回「原子力安全・品質保証会議」を10月7日に開催いたしました。
本会議は、原子力安全と品質保証に関する取組について、有識者の方に、総合的に審議していただくことを目的とするものです。
1.開催日時等
- 日 時
- 平成17年10月7日(金) 14時00分~17時00分
- 場 所
- 東京電力株式会社 本店
- 出席者
- (議 長)矢川 元基 東京大学 名誉教授
- (敬称略)
-
(委 員)犬伏 由利子 消費科学連合会 副会長
鈴木 和幸 電気通信大学 教授
高倉 吉久 東北放射線科学センター 理事
竹野下 喜彦 弁護士
広瀬 弘忠 東京女子大学文理学部 教授 - 【当社側同席者】
勝俣社長、武黒原子力・立地本部長、並木原子力・立地本部副本部長、武藤原子力・立地本部副本部長、西澤企画部長、藤原原子力・立地業務部長、鈴木原子力技術・品質安全部長、小森原子力運営管理部長、鈴木原子燃料サイクル部長、市東原子力品質監査部長、大出福島第一原子力発電所長、高橋福島第二原子力発電所長、矢作柏崎刈羽原子力発電所副所長
2.矢川議長ご挨拶
電気事業法が改正になり、定期検査に加え定期事業者検査が法制化された。長年行ってきた自主点検から法令による検査になったことで、現場対応において一部混乱しているようである。
本日はこの件がテーマであり、皆様と議論させていただき、有益な提言を得て、各方面の方々に納得が行く検査システムになることを期待する。
3.議事等
(1)審議・報告事項
1 第10回原子力安全・品質保証会議議事録について(審議事項)
- 標記議事録について審議、了承。
- 標記、監査結果について審議、了承(監査結果概要は別添PDFファイル参照)。なお、監査結果に基づく要望に対する本店の改善状況については、今後、フォローアップを予定。
3 平成17年度下期監査テーマの選定について(審議事項)
- 事務局(原子力品質監査部)より、監査テーマ候補として、
・トラブル防止に向けた活動の有効性について
・美浜発電所事故に係る当社の対応状況について
の2テーマを提案し、了承。
4 パフォーマンスレビュー会議について(報告事項)
- 標記、会議について概要を報告、了承。
(2)主なご意見
- 新しい検査制度であり、まだスムーズでないところが見受けられる。国、原子力安全基盤機構(JNES)、電力会社等の関係者の間で、話し合いにより改善が図られていくことを期待する。
- 本店のガバナビリティを発揮し、標準化を進め、統一的な対応を図っていくことが重要である。
- パフォーマンスレビュー会議については、前向きに改善に努める新しい試みとして非常によいものと評価する。今後は、若い人も含め、全員参加を促すとともに、数値化しにくいPI(パフォーマンス指標)の設定にも一層の工夫を加えていくことなどの改善を期待する。