尾瀬と東京電力の出会い

尾瀬国立公園とは?

区域面積は37,200ha(うち日光国立公園からの分離が25,203ha、新規指定の会津駒ヶ岳、田代山・帝釈山の周辺地域が11,997ha)になります。東京電力は、尾瀬国立公園全体の約4割、特別保護地区の約7割の土地を所有しています。

わが国29番目の国立公園、「尾瀬国立公園」

2007年(平成19年)、全国で29番目の国立公園として、※1尾瀬国立公園が誕生しました。

群馬・福島・新潟・栃木の4県にまたがり、雄大かつ繊細な自然が残ることで知られる尾瀬は、国立公園ならびに特別天然記念物に指定され、※2ラムサール条約の登録湿地でもあります。

※1:日本の宝でもあり、世界の宝でもある尾瀬。尾瀬は当初、1934年(昭和9年)に誕生した日光国立公園の一部であり、1953年(昭和28年)以降は国立公園特別保護地区として、法的に厳しく守られてきました。
2007年(平成19年)8月、会津駒ヶ岳及び田代・帝釈山周辺地域など、尾瀬地域と景観や植生の連続性があるエリアを新たに追加した上で、一つの国立公園として分離・独立したのです。わが国で国立公園が分離・独立したのは初めてのことであり、多くの関係者により保護活動が行われてきた尾瀬が、日本の国立公園のあり方を示すモデルケースとなることを期待されてのこととも言われています。

※2:国際的に重要な湿地を保護するための条約。162カ国(2012年8月現在)が締約しており、日本からも釧路湿原や琵琶湖、尾瀬など46箇所が登録されています。(2012年7月時点)

尾瀬の自然

12科18種類もあるんです。

尾瀬は気象条件や地形・地質が極めて複雑で、豪雪地帯でもあることから、日本でも有数の植物の宝庫となっています。

シダ植物以上の植物で約900種あるといわれていること、また、「オゼ」と名のつく植物が12科18種類あることなどからもその植生の貴重さがうかがえます。また、ほ乳類だけでも30種以上、鳥類は150種以上が確認されています。

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コラム ラムサール条約とは?

「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」

1971年(昭和46年)、イランのカスピ海湖畔にあるラムサールという町で、「湿地および水鳥の保全のための国際会議」が開催されました。そこで採択された条約が「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」通常「ラムサール条約」です。多様な生物を育む湿地は、非常に重要な資源でありながら、干拓や埋め立て等開発の対象になりやすく保護を図る必要性が高まっていたこと、また、湿地は渡り鳥や魚などの生物の移動を通じて、他国の生態系とつながっていることから、湿地を保護する国際的な条約が必要になったのです。

湿地の生態系を維持しながら、資源を持続的に「賢明に利用」という原則

ラムサール条約の目的は、湿地の生態系を維持しながら、資源を持続的に「賢明に利用」(ワイズユース=wise use)することです。採択当初から「持続可能な利用(サスティナブルユース=sustainable use)」という原則で取り入れ、多国間環境条約の中でも先駆的な存在として知られています。それぞれの加盟国には、国際的に重要な湿地の管理者に研修を促すこと、国際協力を推進するすることなどが求められています。なお、当初は水鳥に注目した条約でありましたが、湿地の重要性に対する認識の高まりとともに、1999年(平成11年)の第7回会議において、広く生態系の保全に重要な湿地に対象を拡大し2005年(平成17年)までに登録数を倍増する目標を立てました。

2005年(平成17年)9月時点では、146カ国がラムサール条約に加入しており、登録された国際的重要湿地数は1,462件でしたが、2005年(平成17年)11月8日からウガンダで行われた第9回締約会議でさらに倍増しました。日本も、これまで釧路湿原や琵琶湖など13カ所の湿地が登録されていましたが、11月8日付で尾瀬を含む20カ所が新たに加わり、現在では50箇所の湿地が登録されています。

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