今年の8月末は、1年で最も大きく見える満月「スーパームーン」と、ひと月の間に2度めぐってくる満月「ブルーム―ン」のタイミングが重なった、今年最も大きく最も明るい「スーパーブルームーン」が現れる！と、メディアやＳＮＳでも話題になりました。

そして8月31日、尾瀬ヶ原でも2010年以来13年ぶりに、「スーパーブルームーン」を観測することができました。
通常、尾瀬ヶ原の夜は、人工的な明かりがほとんどなく“まっくら闇”ですが、この夜は月明かりが眩しいほどに輝き、山小屋に宿泊されたハイカーの皆さんも外に出て空を見上げていました。

前回のvol.27で、白虹は主に「朝もやがかかっている晴れた早朝」で「太陽を背にした方向」に現れる、とご紹介しましたが、この夜は奇跡が起きました。
なんと、尾瀬のプロである山小屋スタッフやガイドでさえもほとんど見たことのない、“月明かりの白虹”が現れたのです。まさに、スーパーブルームーンが連れてきてくれた奇跡の白虹！
夜空には大きな満月、振り向くと白虹、というなんとも贅沢な体験をされた皆さんは「一生の思い出ができた」「これまで以上に尾瀬が好きになった」と、ほんとうに嬉しそうでした。

尾瀬未体験のみなさん、そろそろ、尾瀬にでかけてみませんか？