尾瀬ニュース

尾瀬に行こォゼ! vol.31「いよいよ2023年のシーズン終盤です」

2023年10月27日

 

紅葉のピークを迎えた尾瀬。秋晴れで雲のない日の翌朝は、”放射冷却”により冷え込みが厳しく、山小屋では朝晩の暖房が欠かせない時期となってきました。

ある日の朝6時の気温は-1℃。木道には薄っすらと霜がおり、朝もやの間から差す日の光が氷の粒に反射して輝いています。とっても幻想的な景色ですが、霜のおりた木道はとても滑りやすいので、怪我をしないよう、歩行には十分注意が必要です。

写真01

(1)朝日に照らされた、霜のおりた木道

もちろん、霜がおりるのは木道だけではありません。写真(2)の「ウラジロヨウラクツツジ」は霜で縁取られ、早くも初冬の装いです。
ウラジロヨウラクツツジは、漢字で”裏白瓔珞躑躅”と書きます。文字どおり、葉の裏が白っぽく、初夏に咲く花の形が仏像の首にかけた珠玉や貴金属の飾りである” 瓔珞(ようらく)”に似ていることから名づけられました。葉の縁には鋸歯状の粗毛があるので、特に霜がつきやすく、氷の結晶に白く縁取られています。

写真02

(2)霜に縁取られたウラジロヨウラクツツジ

写真(3)は、東電小屋から見た至仏山と湿原の様子です。早朝の青空の下、山は茜色に染まり、湿原の植物は白い霜に覆われ、大自然がつくりだした見事な色彩のコンビネーションは、思わず息をのむほど。山小屋に泊まり、寒さに負けず朝早くから動き出した人だけが出会える、”ごほうび”とも言える風景です。

写真03

(3)東電小屋から見た至仏山と湿原

東京電力リニューアブルパワーでは、自然環境への配慮とハイカーの安全を最優先に、皆さまが安全に楽しく尾瀬を散策できるよう、毎年1.5~2kmずつ木道の架け替え工事を行っています。当社が維持管理している木道には「TEPCO」の焼印があるので、尾瀬にお越しの際には、ぜひ足下にも目を向けてみてください。

写真04

(4)竜宮~見晴の木道架け替えの様子

さて、2023年度のシーズンも終盤となり、山小屋は営業を終え、現在は閉設作業を行っています。例年2~3m以上の積雪があるため、出入口や窓には木の板で”雪囲い”をします。

写真05

(5)雪囲いをして冬の訪れに備える東電小屋

山小屋やキャンプ場、ビジターセンターは10月中に営業を終了し、休憩所やトイレも11月上旬頃までには順次利用が中止されます。これから尾瀬にいらっしゃる方は、最新情報について、公益財団法人 尾瀬保護財団さまのWEBサイトから「2023年シーズンオフ関連情報」(https://oze-fnd.or.jp/archives/163569/)などをご確認いただき、安全と防寒には十分ご注意いただき、今年最後の尾瀬をお楽しみください!

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