今年は暖冬の影響で「桜の開花がかなり早い」と予想されていましたが、全国的にも平年並みか少し遅いくらいに落ち着いたようです。
関東の多くの地域では4月最初の週末前後に満開となり、各地でお花見を楽しむ人たちで賑わいました。
そして、尾瀬周辺の桜は・・・というと、例年4月下旬~5月上旬頃に見ごろを迎えます。
尾瀬ヶ原や尾瀬沼では、4月上旬のいま、まだ1mを超える雪が残っていますが、麓の片品村では、ようやく雪もとけ、まもなく春の訪れを感じられそうです。
さて、“お花見”に話を戻して、「道の駅 尾瀬かたしな」から車で20分ほどのところに、片品村の桜の名所「針山の天王桜(てんのうざくら)」があります。
幹回り6m、枝幅17mを超えるこのオオヤマザクラは、推定樹齢300年以上の大きな一本桜で、根元に「天王様」と呼ばれる小さな祠があることから「天王桜」と呼ばれ、群馬県の天然記念物に指定されています。
夜のライトアップでは、水が張られた田んぼの水面に映る姿が、えも言われぬ美しさで思わず息をのむほどです。
「天王桜」を見にお出かけになる際には、山間の細い道を通り、駐車場も狭いので、運転には十分気を付けて下さいね。
ちなみに、大江湿原や尾瀬沼では、6月上旬頃にミネザクラ(タカネザクラ)やウワミズザクラが開花するので、こちらもお楽しみに!
※ 写真は過去のものです。