7月18日、関東甲信地方、東海地方が梅雨明けしました。群馬県、福島県、新潟県、栃木県の4県堺にまたがる尾瀬の天気は、「新潟県魚沼地方」を目安とするのがおすすめです。「新潟県魚沼地方」を含む北陸地方は、梅雨明けしておらず、尾瀬の梅雨明けも、もう少し先になりそうです。
「日本海側気候」でもある尾瀬では、梅雨期間中、そこまでたくさんの雨は降りません。ただ、梅雨明けが近くなると、大雨が降り、尾瀬ヶ原が冠水することがしばしばあります。湿原一帯が水に覆われる光景は、普段私たちが目にする尾瀬ヶ原の印象とは違うかもしれません。
また、尾瀬の天気は急変しやすいことも特徴です。晴れていても、急に雨が降ることがあり、1日を通して気温の変化も大きいです。尾瀬に行く際は、防水性と透湿性のある上下セパレートのレインウェアや、雨から荷物を守るザックカバー、防寒着を持っていくと安心です。
梅雨の合間をぬって時折見られる晴れ間の尾瀬では、ピーク終盤の「ニッコウキスゲ」に代わり、「キンコウカ(金黄花)」や「ミズギク(水菊)」の黄色い花々が咲き始めています。紫色の「カキツバタ」、ピンク色の「ウラジロヨウラク」などもちらほら咲き始めていて、カラフルな花のバトンリレーが始まりつつあります。梅雨が明け、夏本番の尾瀬ももうすぐです。
辺り一面、水
冠水する尾瀬ヶ原
冠水する尾瀬ヶ原
木道に沿って咲くニッコウキスゲ