例年、尾瀬の厳冬期には連日雪が降り積もり、多いところでは4メートルの積雪があります。今年はその半分ほどの2メートル程度にとどまりました。3月に入り、落ち着いた天候を見計らってアヤメ平の様子をみてきましたのでご紹介します。
スノーパーク尾瀬戸倉スキー場を出発し、大人の足で2時間程度歩くと田代原(たしろっぱら)という湿原にたどり着きます。田代原へと続く登山道がないため、夏季シーズンは立ち入ることができませんが、積雪のある時期だけは雪の上を歩くことが可能です。田代原を過ぎ、傾斜を見下ろすとドラゴンアイに似た現象を見ることができます。ドラゴンアイとは、雪解けの時期限定に起こるもので、氷と雪解け水が龍の眼のような青い瞳に見える現象。秋田県と岩手県の間にまたがる八幡平でこの現象が一躍有名となりました。
さらに2時間歩くと山頂部にあるアヤメ平から斜面へせり出した大きな雪庇(せっぴ)が目に入ってきます。雪庇は崩れて雪崩になる恐れがあるので要注意です。
そのまま富士見峠を経由し1時間ほど歩くとアヤメ平の湿原に辿りつきます。樹氷が付いた木々の向こう側にそびえる至仏山、燧ケ岳(ひうちがたけ)は格別の美しさです。
あと1ヵ月もすれば尾瀬も春を迎えはじめます。白い世界ともしばらくのお別れです。
青空と雪の白さのコントラストがまぶしい田代原
ドラゴンアイのようにも見える
横から見たアヤメ平の雪庇
アヤメ平の湿原













