資料館

それぞれのフィールドにおいて、自然との共生や環境保護活動などに精力的に取り組んでいらっしゃるオピニオンリーダーの方々との対談内容をご紹介いたします。

岩崎元朗さんに尾瀬の本当の魅力について聞く~登山の楽しさ、すばらしさを、1億2000万人に知ってもらいたいですね!~

<登山インストラクター>岩崎元朗(いわさきもとろう)×<東京電力・永年尾瀬保護活動担当>竹内純子(たけうちすみこ)

ゲストは、全国各地の山々に登りながら登山の啓蒙に取り組んでいる登山インストラクターの岩崎元郎さん。紅葉の始まった尾瀬沼畔から燧ヶ岳へのコースに同行させていただき、人と自然と山登りのよりよい関係についてお話をおうかがいしました。

<登山インストラクター>岩崎元朗(いわさきもとろう)

<登山インストラクター>岩崎元朗(いわさきもとろう)

1945年、東京出身。登山インストラクター。昭和山岳会、蒼山会同人を経て「無名山塾」を設立。
一般登山者への登山技術の普及に尽力する。2004年には「新・日本百名山」を選定。

山登りが現代人の心と体を健康にする

尾瀬沼と燧ヶ岳をバックに、岩崎さんが“1億2000万人登山者化計画”の熱弁をふるう
車椅子で散策できる大清水湿原の木道に感心
竹内
岩崎さんが山登りの魅力に出会われたのはいつごろですか?
岩崎
昭和35年、高校1年の秋に友達と河口湖へキャンプに行ったのがきっかけでした。以来、61歳の現在まで46年続いています。
竹内
岩崎さんをそれほど引きつける山の魅力というのは?
岩崎
僕は、新幹線が走り、東京オリンピックが開催された昭和39年を「日本人が歩かなくなった年」と定義していて、歩かなくなったから日本人の体も心も、考える力も弱くなったんじゃないかと思っているんです。人類は、500万年ぐらい前に地球上に登場してこのかた、非常に過酷な自然環境に身も心も適合させながら生きてきたわけですよね。でも、過酷な環境のなかで必死に「生きる」ことこそが人間という動物にとってはハッピーなのに、快適な環境になったがゆえに――。
竹内
かえってそのことがストレスになっていると?
岩崎
そう思います。もちろん暮らしは快適なほうがいいし、僕も今さら不便な生活にはもどりたくありません。でも、現代社会は、人間の体と心が本来適合していた自然からすごく離れたところにあるわけだから、体と心の健康には悪い。そんななかで、「身も心も健康でいられるための病院が山である」と僕は言っているんです。
竹内
お話をうかがって、岩崎さんは登山の楽しみ方を含めた、人と自然の関わり方のインストラクターをなさっているんだなあと改めて思いました。
岩崎
約1億2000万人の日本人全員が山に登るようになってくれたら、日本はもっとよくなるような気がするんですけどね。

人と自然とのコーディネイト

「神々しい」という言葉以外思いつかない鮮やかな紅葉
燧ヶ岳の山頂にたどり着き、「お疲れさま!」の握手
「この自然を大切に残していかなければ」と岩崎さん
竹内
これまで燧ヶ岳には何度ぐらい登られてますか?
岩崎
もう5、6回は来ていますね。でも、東電が木道の整備から橋の架け替えまでやっているとは知りませんでした。
竹内
東京電力も尾瀬の自然保護に取り組んできていますが、地元の群馬県・福島県・新潟県と、それぞれの市町村、山小屋の方たち、ボランティアの方たち、みんなで尾瀬を守っているんです。
岩崎
僕たち登山者も、何かできることをやろうという気になりますよね。だからもっと大勢の人が尾瀬に来て「みんなが守る尾瀬」を知った方が世の中良くなると思うし、この素晴らしい自然を味わった方が人生お徳だと思う。(笑)
竹内
そう。人生お徳(笑)。尾瀬から帰ると、道路脇の小さな花にも自然と目が反応するようになったりしますものね。
岩崎
すばらしい景色を見ると、目が磨かれて小さな自然の美しさにも気付くようになるんじゃないのかな。
竹内
いろんな方に自然のよさに触れていただければと考えて、平成12年には大清水湿原の木道の幅を少しだけ広げて、車椅子の方でも間近でミズバショウを見ていただけるようにしたんです。
岩崎
オーバーユースの問題もありますが、入っちゃダメという守り方じゃなくて、どのように共生していくか考えることが大事だと思います。そういう意味では、大清水湿原の車椅子用の木道は、人間と自然とをコーディネイトしてくれるすばらしい知恵のひとつですよね。
竹内
たしかに人を制限するほうが簡単に、確実に尾瀬を守れるんでしょうけど、やっぱり山や自然のなかに人間がもどってきてほしいなあと思います。そのためにみんなががんばっているんだということを、尾瀬から発信していければと考えています。

夢見る力 楽しむ力

三浦雄一郎 プロスキーヤー。

子どもと自然を歩く楽しさ

堀ちえみ タレント。

記録より記憶。

花畑日尚 写真家。

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