2023年3月27日
東京電力リニューアブルパワー株式会社

 このたび、当社子会社Flotation Energy社(本社:英国スコットランド エディンバラ、以下「FE社」)が、Vårgrønn社(本社:ノルウェー スタヴァルゲン)と共同で、Crown Estate Scotland(以下「CES」)の実施する洋上風力Innovation and Targeted Oil and Gasラウンドにおいて、Green VoltとCENOSの2案件、計191万kWの浮体式洋上風力発電設備を独占的に開発する海底リース権を落札いたしました。

 今後、Green VoltとCENOSにおいて風況・海底調査や設備設計等を実施し、それぞれ2028年と2030年の浮体式洋上風力発電所の営業運転開始に向けて開発を進めてまいります。また、両発電所からは90億kWh/年の電力が供給され、360万ton/年の二酸化炭素の排出削減が可能となることから、スコットランド政府の2045年のネット・ゼロ、および英国北海移行協定の2030年までにオフショア石油・ガス部門の排出量半減にも大きく貢献していくものとなります。

 引き続き、当社は国内外のグループ会社と連携しながら、自然の恵みを最大限活用したクリーンでサステナブルなカーボンニュートラル社会の実現に向けて、再生可能エネルギーの電源開発を進めてまいります。

東京電力リニューアブルパワー 永澤昌代表取締役社長のコメント
 今回のFE社による落札は、当社が入札段階から関与して落札した初の案件であり、当社にとっても非常に意義があるものです。当社は、今後、実際の浮体式洋上風力発電所の開発を通じて知見・ノウハウを確実に蓄積し、来るべき日本市場への事業展開に繋げるとともに、急速に拡大していく浮体式洋上風力発電分野のトップランナーを目指してまいります。

<別紙>

英国スコットランド海域における洋上風力海底リース権入札ラウンドの一つで、技術革新(Innovation)と石油・ガス部門の脱炭素化(Targeted Oil and Gas)を目的に実施されている。

以 上