米倉山太陽光発電所

米倉山(こめくらやま)太陽光発電所は、山梨県甲府市の南部にある丘陵地域(米倉山)に建設された、当社初の内陸型メガソーラー発電所です。

事業形態は、山梨県と東京電力の共同事業となっており、山梨県は太陽光発電等の普及啓発及び土地の提供を、東京電力は発電所の建設及び運転・保守を行っています。

米倉山太陽光発電所は、当社で3番目のメガソーラー発電所となりますが、先行の2地点(浮島・扇島)が臨海部の埋立地に建設されているのに対し、建設場所が丘陵地域となることから、先行地点で得られた知見を最大限に活用しつつ、建設場所の特性に応じた設計上の工夫も行っています。

たとえば、丘陵地域では平坦で広い敷地の確保が難しいため、米倉山太陽光発電所では、12区画の敷地に分かれて建設されています。各区画の広さや形はそれぞれ異なるため、画一的な設計では、太陽電池が設置できない無駄な面積が多く生じてしまいます。
一方、各区画を別々の設計にすると、土地の無駄は少なくできますが、設計や工事が複雑となり、建設費用の増大を招く可能性があります。
このため、架台の設計などをいくつかの基本パターンに分類し、組み合わせによる設計とすることで、設計の合理化と土地の有効利用を両立しています。

米倉山太陽光発電所の隣には、山梨県が運営するPR施設「ゆめソーラー館やまなし」が併設されており、太陽光発電をはじめとする様々な発電方法などについて学習出来る展示や、米倉山太陽光発電所が一望出来る展望台などが整備されています。

所在地 山梨県甲府市下向山町
最大出力 10,000kW
推定発電電力量(年間) 約1,200万kWh
CO2排出削減量(推定) 約5,100t
敷地面積 約12.5ha(山梨県所有)
太陽電池パネル枚数 約80,000枚
運転開始日 平成24年1月27日