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お客さまからお寄せいただいた節電アイデアを検証してみました。
写真:実験風景
※体に貼っているテープは、温度センサーです。
扇風機の風だけで涼しいと感じられるのは、気温が体表面温度と同じになる約33℃程度まで。凍らせたペットボトルを扇風機と人の間に置くことで気流の温度を数℃下げることができ、扇風機のみで涼感が得られない場合でも暑さ対策効果が期待できます。
実際に酷暑環境で、扇風機の前に凍ったペットボトルを5本置く実験をしたところ、ペットボトルを通過直後の空気は最大1.5℃下がり、胸部体表面温度も15分で1℃下がりました。
平成23年の夏に実験およびシミュレーションを行いました。まったく同じ環境の2つの実験住宅(A棟・B棟)で比較実験を実施。
実際にはゴーヤを植えたりすだれを設置して計測したところ、ガラスの温度は大きく低下し、窓周りの壁や床の温度も1℃~2℃低下しました。
写真:すだれ、緑のカーテン(ゴーヤ)を
設置した試験棟(B棟)の外観
おおよそ同程度の気温日(最大36℃程度)を選定、15時の熱画像
また、シミュレーション結果からも複層ガラス+内付けレースカーテンと比較して、複層ガラス+外付けブラインドは冷房負荷を49%低減、ゴーヤの場合は冷房負荷はさらに大きく低減し51%程度の低減効果が算出されました。
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