当社は、第12回「原子力安全・品質保証会議」を1月31日に開催いたしました。
 本会議は、原子力安全と品質保証に関する取組みについて、有識者の方に、総合的に審議していただくことを目的とするものです。

1.開催日時等

日 時
平成18年1月31日(火) 15時00分~16時20分
場 所
福島第二原子力発電所
出席者
(議 長)矢川 元基 東京大学 名誉教授
(敬称略)
(委 員)犬伏 由利子 消費科学連合会 副会長
鈴木 和幸 電気通信大学 教授
高倉 吉久 東北放射線科学センター 理事
竹野下 喜彦 弁護士
広瀬 弘忠 東京女子大学文理学部 教授
【当社側同席者】
武黒原子力・立地本部長、並木原子力・立地本部副本部長、鈴木原子力技術・品質安全部長、小森原子力運営管理部長、市東原子力品質監査部長、高橋福島第二原子力発電所長、永名福島第二原子力発電所副所長、渡辺福島第二原子力発電所副所長、増田福島第二原子力発電所ユニット所長

2.矢川議長ご挨拶

 平成14年から始まり今回で12回目の開催となり4年目を迎えた。東京電力の努力により安全文化の取組みが着実に進んでいる印象を受ける。BSE問題や耐震強度偽装問題等、他では安全が社会問題となっているが、東京電力ではこの問題を克服しており、次のステップに邁進していると感じている。引き続き変わらぬ努力をお願いする。

3.議事等

(1)審議・報告事項

1 第11回原子力安全・品質保証会議議事録について(審議事項)

  • 標記議事録について審議、了承。

2 発電所説明等を踏まえた意見交換(審議事項)

  • PRM(パフォーマンスレビュー会議)、シミュレータ視察・現場視察等について審議、了承。

(2)主なご意見

  • 業務の手順を作成するにあたって「3H(変化、初めて、久しぶり)」スタンプにより業務依頼内容をチェックし、縦のコミュニケーションツールとして活用していることは良い取組みである。組織は縦割り意識が強いのが通常でいかに横の連係を図るかが課題となるので、協力企業も巻き込んでコミュニケーションを一層活発にすることが重要である。
  • PI(パフォーマンス指標)の目標設定にあたり、相対的、主観的な尺度を使うと評価が自己満足となってしまう恐れがある。低い目標設定して達成してよし、とならないように工夫する必要がある。
  • PRMの参加者の意識は高かったが、参加していない人達にどこまで伝わっているのか。好事例の水平展開とともに、協力企業まで含めた垂直展開を考えていただきたい。

(3)次回の予定

  • 第13回会議は、4月中旬頃開催予定。

以 上