第14回「原子力安全・品質保証会議」の開催について
当社は、第14回「原子力安全・品質保証会議」を10月13日に開催いたしました。
本会議は、原子力安全と品質保証に関する取組みについて、有識者の方に、総合的に審議していただくことを目的とするものです。
1.開催日時等
- 日 時
- 平成18年10月13日(金) 14時00分~16時45分
- 場 所
- 東京電力株式会社 本店
- 出席者
- (議 長)矢川 元基 東京大学 名誉教授
- (敬称略)
-
(委 員)犬伏 由利子 消費科学連合会 副会長
犬伏 由利子 消費科学連合会 副会長
鈴木 和幸 電気通信大学 教授
高倉 吉久 東北放射線科学センター 理事
竹野下 喜彦 弁護士
広瀬 弘忠 東京女子大学文理学部 教授 - 【当社側同席者】
勝俣社長、武黒原子力・立地本部長、猪野常務、武藤原子力・立地本部副本部長、藤原原子力・立地業務部長、西澤企画部長、土田原子力技術・品質安全部部長代理、小森原子力運営管理部長、鈴木原子燃料サイクル部長、手島原子力品質監査部長、町田福島第一原子力発電所ユニット所長、増田福島第二原子力発電所ユニット所長、川俣柏崎刈羽原子力発電所ユニット所長
2.矢川議長ご挨拶
前回会議から半年経ったが、その間に原子力安全に係るいくつかの動きがあった。大きな事例としては、先月新たな耐震設計審査指針が決定されたことがあげられる。この指針は国の部会で5年間にわたり専門家によって議論されたものである。意見公募も700件ほど集まったことを見ると、原子力安全に対して、一般の人々の関心が高いことの現れであると思う。今後とも、原子力安全については最重要課題として取り組んでいただきたい。
本日のテーマとなっている組織改編は2年前に行われ、特にユニット所長制は良い制度と聞いているが、問題点がないわけではない。そのような観点で真摯な議論をお願いしたい。
3.議事等
(1)審議事項
1 第13回原子力安全・品質保証会議議事録について(審議事項)
- 標記議事録について審議、了承。
2 平成18年度上期テーマ監査結果について(審議事項)
- 標記監査結果について、会社側より報告し、審議、了承(監査結果概要は別添PDFファイル参照)。なお、監査結果に基づく課題については、今後、フォローアップを予定。
3 平成18年度下期監査テーマの選定について(審議事項)
- 監査テーマ候補として、会社側より、「当社の調達管理の状況について(調達品に係る不適合の再発防止等)」を提案し、審議、了承。
4 平成17年度下期テーマ監査結果に基づく課題等のフォロー状況について(審議事項)
- 標記について、会社側より報告し、審議、了承。なお、会議における主なご意見等については、今後、フォローアップを予定。
(2)主なご意見
- 2年前に導入したユニット所長制における運転と保全との連携については設備の違いによる発電所の特性を考慮した運用を行うべきか、統一的な運用を図るべきか種々の意見があるところだが、経験を積んで適切な連携のあり方を模索していくべき。
- ユニット所長制の導入により、副所長の位置づけが曖昧になっているのではないか。組織として機能するよう整理すべき。
- 現場の繁忙度については中長期的に抜本的な解決をしていくよう検討を進めるべき。
- 昨今の人材派遣に関する社会問題に鑑み、委託や派遣に対する指揮命令については適切な運用が行われているか注意していくべき。
(3)次回の予定
- 第15回会議は、来年4月頃、本店において開催予定。
以 上
<添付資料>