当社は、昨日、第7回「原子力安全・品質保証会議」を開催いたしました。
 本会議は、当社の原子力安全と品質保証に関する取り組みについて有識者の方々に総合的に審議していただくことを目的としたもので、今回は、今秋に予定されている監査結果等の審議に先立ち、発電所業務の現状や再発防止のための取り組みをふまえた本店・発電所幹部との意見交換を中心に、福島第一原子力発電所において実施いたしました。

1.開催日時等

日 時
平成16年7月22日(木) 14:15~16:00
(同日は、会議前に、発電所業務の現状等について視察・聴取)
場 所
東京電力株式会社 福島第一原子力発電所
出席者
(議 長)矢川 元基 東京大学 名誉教授
(敬称略)
(委 員)犬伏 由利子 消費科学連合会 副会長
高倉 吉久 東北放射線科学センター 理事
鈴木 和幸 電気通信大学電気通信学部 教授
*このほか、竹野下 喜彦委員(弁護士)が視察等にご参加
【当社側同席者】
白土副社長原子力・立地本部長、武黒常務取締役原子力・立地本部副本部長、佐竹常務取締役原子力・立地本部副本部長、並木執行役員原子力・立地業務部長、大出原子力運営管理部長、鈴木原子力技術・品質安全部長、市東原子力品質監査部長、松村執行役員福島第一原子力発電所長、半田福島第二原子力発電所長 他

2.矢川議長ご挨拶

 今回は発電所で開催したことにより、協力会社の方にも参加してもらって意見交換できるよい機会であると思う。発電所、地域の方々と一緒になって、原子力安全と品質保証の向上を図っていきたい。

3.議事・主なご意見等

(1)第6回原子力安全・品質保証会議議事録について(審議事項)

  • 標記、議事録について審議、了承。

(2)平成16年度原子力品質監査部監査計画(改訂1)の概要

  • 原子力の組織改編に伴う監査対象グループの変更等について報告、了承。

原子力発電所業務の現状等に関する聴取・視察等を踏まえた意見交換

(主なご意見)

  • 福島第一原子力での取り組みが、福島第二原子力や柏崎刈羽原子力においても共有化されていくべき。
  • 職場環境については、以前に比べれば改善され働きやすいものとなってきているとのことであるが、協力企業の意見も吸い上げて一層の改善をすすめていくことが、原子力安全にもつながっていくのではないか。
  • 請負契約に基づく作業であっても、原子力発電所の運営・管理は東京電力の責任であることを踏まえた対処の仕方を考えていくべき。
  • 不適合管理については、水平展開を行って再発防止を図ることを目的とするのでなく、未然防止を図ることが最終目標であることを踏まえるべき。

(4)次回の予定

 次回会議(第8回)は、9月末頃に開催し、平成16年度上期テーマ監査結果等を中心に審議予定。

以 上