当社は、今般、第9回「原子力安全・品質保証会議」を開催いたしました。
 本会議は、当社の原子力安全と品質保証に関する取り組みについて有識者の方々に総合的に審議していただくことを目的としたもので、今回は、今春に予定されている監査結果等の審議に先立ち、発電所業務の現状等をふまえた本店・発電所幹部との意見交換を中心に、柏崎刈羽原子力発電所において実施いたしました。

1.開催日時等

日 時
平成17年1月14日(金) 13:45~15:45
[同日は、会議前に、発電所業務の現状等について聴取]
場 所
東京電力株式会社 柏崎刈羽原子力発電所
出席者
(議 長)矢川 元基 東京大学 名誉教授
(敬称略)
(委 員)犬伏 由利子 消費科学連合会 副会長
鈴木 和幸 電気通信大学電気通信学部 教授
竹野下 喜彦 弁護士
広瀬 弘忠 東京女子大学文理学部 教授
【当社側同席者】
白土副社長原子力・立地本部長、大出原子力運営管理部長、市東原子力品質監査部長、千野執行役員柏崎刈羽原子力発電所長 他

2.矢川議長ご挨拶

 協力企業と東京電力とで共同して現場の改善を進める「合同推進チーム」活動や、パートナーシップ委員会の活動等によりコミュニケーションの充実が図られてきているが、そのことに伴う業務量増大に対応して一層の改善をしていく必要がある。それに資する提言を行っていきたい。

3.議事・主なご意見等

(1)第8回原子力安全・品質保証会議議事録について(審議事項)

  • 標記、議事録について審議、了承。

(2)原子力発電所業務の現状等に関する聴取等を踏まえた意見交換

(主なご意見)

  • 柏崎刈羽原子力発電所で働く5,000人のベクトルを合わせるためには、グループ経営指針を展開したパフォーマンス・インジケータが必要。
  • 発電所が地域に受容れられるには、職員が地域のための活動を行っていくことが重要であるが、その際、地域の人々の満足度を測る全社共通のパフォーマンス・インジケータを設定すべき。
  • リスクコミュニケーションの充実のためには、情報提供だけでなく双方向の情報交換を行うことによって、共通の認識に達することが大切。
  • 原子力再生会議の活動を一層充実させるために、LDE(リーダーシップ・ディベロップメント・エクスチェンジ)研修修了者の能力を発揮させる方策を展開していくべき。

(3)次回の予定

  • 次回会議(第10回)は、4月末頃に開催し、平成16年度下期テーマ監査結果等を中心に審議予定。

以 上