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                                                        平成12年3月17日
                                                        東京電力株式会社
  平成12年度賃金改定・賞与について、本日午前9時55分、東電労組との間で、
以下のとおり妥結いたしました。
○ 賃金改定
       年齢30才・勤続12年の指導職について
               4,400円 、 1.51%
 ・  ベースアップはゼロで、定期昇給のみ。過去最低だった昨年( 5,400円、
   1.89%)と比較して、金額で 1,000円減、率で0.38ポイントの減となっており
   ます。
○ 賞与
       半期 一人当たり  1.5か月+330,000円
  ・ 年間総額は 1,763,000円(支給月数は4.83か月分)となります。これは昨年
  と同額であり、月数では0.12か月分の減となっております。
  電気事業は、来週21日からの電力小売自由化という大きな転換期を迎えております。
新たな競争において当社が勝ち抜いていくためには、一層の効率化・コストダウンを
進め、自己資本比率の向上など経営体質を強化していくことが喫緊の課題であり、賃
金・賞与についても競争に耐えうる総人件費の視点に立って決定していく必要があり
ます。
  今年の交渉は、こうした極めて厳しい情勢の下で、組合は、経営諸課題への組合員
の積極的な協力を考慮すべきであり、電力市場の自由化を乗り切るためには従業員の
意欲を高めることが必要と主張し交渉は難航を極めましたが、最終的に、以上のとお
り妥結をみるにいたりました。
                                                                      以 上
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