プレスリリース 2000年

米国 APX(Automated Power Exchange INC.,)への出資について



                                                        平成12年10月11日
                                                        東京電力株式会社


 当社は、米国で電力取引ビジネスを展開しているAPX(Automated Power
 Exchange INC.,・本社:米国カリフォルニア州サンタクララ)へ出資することと
し、本日(日本時間21時)、正式に契約を締結いたしました。

 カリフォルニア州では、1998年4月に電気事業体制が再編成され、電力取引は
州設立の電力取引所によるプール取引と、相対契約による取引により行われてい
ます。
 こうしたなか、APXは1996年10月に設立され、インターネット上に相対取引
の仲介を中心とした私設の電力取引所を開設・運営しております。カリフォルニ
ア州における販売電力量の約8%にあたる電力を取り引きしており、州内の私設
電力取引所としては最大の規模です。さらに、カリフォルニア州で培った実績・
経験を基に、自由化が導入された米国各州や欧州各国への進出もめざしており、
欧米を中心に成長が期待できる電力取引市場において、主要事業者となる可能性
を十分に有していると考えております。

 今回の出資は、APXが3,610万ドルの増資を行うにあたり、当社が1,000万ド
ルを引き受けるもので、取締役会に参加できるオブザーバー、ならびに実務担当
者の派遣もいたします。払い込みは、昨年当社がオランダに設立した海外投資用
子会社を通じて既に完了しております。
 当社は、今回の出資を通じて、投資相応の収益確保が期待され、電力取引ビジ
ネスをはじめ、欧米の電力自由化の最新情勢をいち早く入手できると考えており
ます。また同時に、国内の電力事業で蓄積した技術やノウハウをAPXの事業運
営に生かしてまいります。

                                    以   上                   

<別紙>

             APX(Automated Power Exchange INC.,)について

1.会社概要
(1)本 社:米国カリフォルニア州サンタクララ(シリコンバレーの一角)
(2)設 立:1996年10月
(3)資本金  増資前:1,934万ドル
       増資後:5,544万ドル
(4)従業員:100名程度(2000年9月末現在)

2.事業概要
  米カリフォルニア州において、インターネット上に電力取引所を開設・運営。
  主な参加企業は、BP、エンロン、メリルリンチ、モルガン・スタンレー・
 ディーン・ウィッターなど計62社。(2000年9月7日現在)
  電力取引所では、主に以下の3つのサービスを提供。
(1)マッチングサービス
  インターネット上に開設している、電力取引所の画面上での相対取引の仲介。
(2)スケジューリングサービス
  マッチングサービスで成立した相対取引の内容を、公設のカリフォルニア
 ISO(独立系統運用機関)へ提出。
(3)クリアリングサービス
  電力取引の決済と精算を実施。
           
                                以  上



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