プレスリリース 2000年

「電力eマーケットプレイス」運営会社の設立について

~ITを活用してオープン市場から資機材を調達~



                                                        平成12年11月10日
                                                        東京電力株式会社

 当社はこのたび、電力関係資機材の調達コストの一層の低減をめざし、インタ
ーネットを利用したEC(電子商取引)市場である「電力eマーケットプレイ
ス」の運営会社を設立することといたしました。サービス開始は来年3月の予定
です。

 当社は、年間約1兆5,000億円におよぶ資機材の調達を実施しておりますが、
今後一層厳しさを増す自由競争に勝ち抜くために、さらなる価格低減、調達業務
の効率化・合理化が求められています。
 こうしたことから、当社では、ITを活用した業務革新に全社をあげて取り組
み、現在、あらゆる資機材の調達や工事契約について、約5,000社にのぼる全て
の取引先との間でECを進めております。

 今回設立する電力eマーケットプレイス運営会社は、こうした取り組みをさら
に一歩進め、すでに、欧米で本格化し、また国内においても立ち上げが相次いで
いるインターネットを活用したオープン市場でのECを、電力関係資機材に関し
て行うものです。これにより、電力会社ならびにそのグループ企業の資材調達の
仕組みが改善され、流通機構の簡素化が進むことで、トータルとしての資材調達
コストの低減が期待できるとともに、参加されるサプライヤーにとっても、ビジ
ネスチャンスの拡大につながるものと考えています。
 具体的には、インターネット上において、電子カタログによる製品の陳列およ
び売買、登録された複数のサプライヤーからの見積、欲しい製品の逆オークショ
ン、バイヤーとサプライヤーとの製品の共同開発などを実現させ、バイヤーとサ
プライヤーが多数参加できるバーチャルな電力関係資機材を売買する市場を運営
いたします。
 
 また、新会社の設立にあたっては、規模の拡大による資材調達価格の低減、資
機材の汎用化・標準化の一層の進展をはかるため、電力各社をはじめ、商社や重
電メーカにも広く参加を呼びかけてまいります。
 
 なお、将来は、海外部品調達を含めたグローバルなマーケットプレイスを展開
し、電力関係以外の他産業への取引拡大をはかり、5年後に、バイヤー数約250社、
サプライヤー数約1万社、取引高3,300億円の規模をめざしたいと考えておりま
す。
以 上

<資料>
新会社の概要(予定)

 1.会社名:  未 定
 2.所在地:  東京都
 3.設立日:  平成12年12月
 4.業務内容:電力関係資機材等の電子商取引市場を運営する事業
 5.資本金:  15億円
 6.出資企業:未 定
        
                     





        
                     








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