プレスリリース 2002年

原子力発電所における定格熱出力一定運転に伴う発電設備の健全性評価書の提出について



                         平成14年3月28日
                         東京電力株式会社


 当社は、経済産業省の通達「定格熱出力一定運転を実施する原子力発電
設備に関する保安上の取扱いについて」に基づき、定格熱出力一定運転の
実施に向け準備を進めてまいりました。
本日、柏崎刈羽原子力発電所2号機及び5号機について、発電設備健全
性評価書を経済産業省原子力安全・保安院に提出したのでお知らせいたし
ます。

 今後、各原子力発電所の残りのプラントについても、準備が整い次第、
定格熱出力一定運転の実施に向け発電設備健全性評価書を提出する予定で
す。

(参考)
 定格熱出力一定運転とは、原子炉で発生する熱(原子炉熱出力)を原
子炉設置許可で認められた最大値である定格熱出力に一定に保ったま
ま運転する方法であり、冬季のように海水温度が低い時期には発電効
率が良くなり、発生する電気が増加するものです。
                                                                        
                             以 上

 
              評価書の概要


 定格熱出力一定運転に係る発電設備の健全性評価書においては、次の3項目につい
て評価を実施しました。
1、 蒸気タービンによる原子炉施設への影響評価
  蒸気タービンの回転力すなわち電気出力が定格値を超えることで、回転する
 蒸気タービンが破損して蒸気タービン車室を破り、原子炉施設へ影響を与える
 可能性の評価結果に影響がないかを検討しました。
  この結果、原子炉施設への影響を考慮しなくてもよいとするこれまでの評価
 結果を変更する必要はないことを確認しました。
2、 蒸気タービン設備の健全性評価
  タービン出力が定格値を超えることで、蒸気タービン設備の強度や調速装置
 の性能に問題が生じないかを検討し、安全上問題がないことを確認しました。
3、 電気設備の健全性評価
  電気出力が定格値を超えることで、電気設備(発電機、変圧器)の健全性に
 問題が生じないかを検討し、運転制限の範囲内で運転可能であることを確認し
 ました。

                                 以 上






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