プレスリリース 2004年

定期検査中の柏崎刈羽原子力発電所3号機の発電開始について

                         平成16年4月18日
                         東京電力株式会社

 当社・柏崎刈羽原子力発電所3号機(沸騰水型、定格出力110万キロワッ
ト)は、平成14年8月10日以来、第7回定期検査を実施してまいりました
が、平成16年4月18日午後2時50分発電を開始いたしました。
 今後、定格出力まで発電量を増加させたのち、所管官庁の総合負荷性能
検査を受け、5月中旬頃に定期検査を終了する予定です。

今回実施した主な工事は、以下の通りです。

(定期検査中に実施した主な工事)

1.燃料集合体の取替え
   燃料集合体764体中168体を取り替えました。
2.出力領域計装検出器の取替え
   出力領域計装検出器43本中7本を取り替えました。
3.主蒸気逃がし安全弁取替工事
   主蒸気逃がし安全弁15台全数について、同一設計の予備品と取り替
  えました。
4.制御棒駆動機構取替工事
   制御棒駆動機構185本中10本について、作業効率の向上を図るため
  同一設計の予備品に取り替えました。
5.その他
  ・シュラウドの健全性を確認するため、目視可能な溶接線について点
   検を実施した結果、下部リング外側溶接線(H6a)近傍ほぼ全周、
   シュラウドサポートリング内側溶接線(H7a)近傍ほぼ全周にひ
   びを確認いたしました。このうち、シュラウドサポートリング内側
   溶接線(H7a)近傍のほぼ全周のひびについて補修を実施し、下
   部リング外側溶接線(H6a)近傍ほぼ全周のひびについては、特
   殊設計施設認可をいただきました。
  ・原子炉再循環系配管の健全性を確認するため、配管溶接部の超音波
   探傷検査を実施した結果、配管の継手3個にひびを確認し、当該部
   の配管取替工事を実施いたしました。また、原子炉圧力容器と原子
   炉再循環系配管接続部の溶接部について超音波探傷検査を実施した
   結果、ひびは確認されませんでした。

                              以 上
 
<参考>当社原子力発電所の現況

福島第一・1号機(46万キロワット)           定期検査中
          2号機(78万4千キロワット)      調整運転中
          3号機(78万4千キロワット)      運転中
          4号機(78万4千キロワット)      調整運転中
          5号機(78万4千キロワット)      運転中
          6号機(110万キロワット)          定期検査中
福島第二・1号機(110万キロワット)          運転中
          2号機(110万キロワット)          定期検査中
          3号機(110万キロワット)          運転中
         4号機(110万キロワット)          定期検査中
柏崎刈羽・1号機(110万キロワット)          調整運転中
          2号機(110万キロワット)          定期検査中
          3号機(110万キロワット)          4月18日より発電開始
          4号機(110万キロワット)          運転中
          5号機(110万キロワット)          定期検査中
          6号機(135万6千キロワット)    運転中
          7号機(135万6千キロワット)    運転中

 これにより、停止中のプラントは、6基、合計596万キロワット、運転
中のプラントは、11基、合計1134.8万キロワットとなります。

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