プレスリリース 2005年

「シャープペンシル用リサイクル芯」の開発および商品化について〜発電機ブラシ*1をシャープ芯へ再利用するのは、日本初〜

                            平成17年5月20日
                            東京電力株式会社
                           株式会社トンボ鉛筆

 東京電力株式会社(本社:東京都千代田区、取締役社長:勝俣恒久)と株式会
社トンボ鉛筆(本社:東京都北区、代表取締役社長:小川晃弘)は、このたび、
火力発電所から出る使用済みの発電機ブラシを原料とする「シャープペンシル用
リサイクル芯(以下リサイクル芯)」を共同で開発いたしました。
 今後、トンボ鉛筆が、平成17年度中に商品化する予定です。発売日および価格
は未定です。

 発電機ブラシは、発電機の回転軸に電気を送るための高純度の黒鉛でできた部
品で、回転軸に接触させて使用することから摩耗するため、定期的に交換する必
要があります。
 東京電力では、使用済みの発電機ブラシについては、これまで産業廃棄物とし
て埋め立て処分を行っておりましたが、再利用の可能性をコストやリサイクル効
果等の面から検討した結果、シャープペンシル用の芯(以下シャープ芯)の原料
として再利用することとし、トンボ鉛筆と共同で開発を進めてきたものです。

 具体的には、まず、使用済みブラシを粉砕して黒鉛粒子にし、リサイクル芯の
原料といたします。シャープ芯の強度や濃度は、原料となる黒鉛粒子の形状と粒
度分布(粒子の大きさのばらつき)により決まることから、いろいろなタイプの
粉砕機を用いて、サンプルの試作を繰り返し、リサイクル芯の製造に最適な粉砕
方法と粒度分布を特定いたしました。
 さらに、使用済みブラシを粉砕した黒鉛に、他の黒鉛を混ぜ合わせることによ
り、強度や濃度を向上させ、一般のシャープ芯と同じ品質レベルのリサイクル芯
を実現しました。
 東京電力の火力発電所から発生する使用済み発電機ブラシは、年間約300kg
程度を見込んでおり、これを全て今回開発したリサイクル芯の原料とした場合、
年間約2,400万本(16本入りで150万ケース)のシャープ芯を生産することができ
ます。
 今後は、身近なリサイクル品として商品化を目指し、さらに検討を進めてまい
ります。

 東京電力は、経営の重点課題として「環境重視型社会の構築」を掲げており、
産業廃棄物のリサイクル率100%という目標の達成に向け、今後もさまざまな廃
棄物のリサイクル技術の開発などに積極的に取り組んでまいります。
 トンボ鉛筆は、環境方針を掲げ、環境マネージメントシステムの国際規格IS
O14001:2004の認証を受けるなど、環境保全に積極的に取り組んでおります。
文具は児童をはじめ全ての人に広く使用される消費財であり、これにリサイクル
等の工夫をこらし環境ラベルを率先して導入することにより、環境を重視した循
環型社会の実現に貢献してまいります。

                                 以 上

*1 発電機ブラシ:
  発電所の発電機は、回転部分のコイル(回転子コイル)に電流を流し電磁石
 にして、これを蒸気等の力で回転させることで、周りの固定部分のコイル(固
 定子コイル)に交流の電気を発生させている。ブラシは外部から回転子コイル
 に電流を流すための接点部品で、回転子側のスリップリングに、これより柔ら
 かく滑性のある黒鉛製のブラシを複数当てて直流電流を流している。
  発電機に用いられているブラシの材質はほとんどが純度97%以上の天然黒鉛
 で、1個あたりの大きさはタバコの箱程度である。

【発電機の仕組み】 
発電機の仕組み
【開発者】   東京電力株式会社   代表者 :取締役社長 勝俣 恒久   所在地 :東京都千代田区内幸町1丁目1番3号   設 立 :昭和26年5月1日   事業内容:電気事業その他   株式会社トンボ鉛筆   代表者 :代表取締役社長 小川 晃弘   所在地 :東京都北区豊島6丁目10番12号   設 立 :大正2年2月   事業内容:文具製造販売 添付資料 ・ブラシの黒鉛原料からシャープ芯へのリサイクルフロー(PDF 219KB)


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