プレスリリース 2006年

定期検査中の福島第二原子力発電所2号機における残留熱除去機器冷却系海水ストレーナ(B)の金網の不具合の原因と対策について

                             平成18年1月24日
                            東京電力株式会社

 当社・福島第二原子力発電所2号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)
につきましては、平成17年10月25日より第16回定期検査を実施しておりますが、
海水熱交換器建屋に設置されている残留熱除去機器冷却系*1海水ポンプの出口
ストレーナ*2(以下、「海水ストレーナ」)の点検を実施していたところ、11
月1日午後4時頃、海水ストレーナ(B)の金網(網目:約8mm×約8mm)の
一部に約27cm×約22cmと約19cm×約14cmの損傷があることを当社社員が確認し
ました。
                    (平成17年11月2日お知らせ済み)

 海水ストレーナの金網は残留熱除去機器冷却系(A系,B系)に2個ずつ、計
4個設置されておりますが、他の3個について点検を行ったところ、当該の金網
のような損傷はありませんでしたが、海水ストレーナ(A)の金網の1個に一部
素線が切れていることを確認しました。
 また、当該系統(A系,B系)の海水ストレーナより下流側について点検を行
い、損傷した金網のほとんどを回収するとともに、熱交換器などに異常がないこ
とを確認しました。なお、ごく一部の回収できなかった金網が仮に当該系統内に
残留していたとしても、当該系統の機能に影響を及ぼすものではないと考えてお
ります。

 金網が損傷した原因について調査した結果、海水ストレーナ内の海水の流れに
より金網が振動し、金網の素線交差部などで素線に摩耗が発生したこと、また、
金網の点検時に具体的に摩耗状況を確認していなかったなど管理が十分に行われ
ていなかったことにより、長時間の通水で素線の摩耗が進行し、損傷したものと
推定いたしました。
 なお、調査の過程で、金網の縦補強材の本数が設計時の本数(10本)と異なる
もの(8本)が2個確認されましたが、これは、当該金網の納入時の受取確認に
おいて、縦補強材の本数の確認を行っていなかったことによるものでした。

 本事象の対策として、今回の定期検査中に海水ストレーナのすべての金網を新
しいものに交換するとともに、金網の振動を抑制するため、海水ストレーナ内の
海水の流れが速い部位(金網損傷部近傍)については、金網と補強材の間に充填
材を塗布することといたします。
 また、今後、毎定期検査時に行われる海水ストレーナ点検において目視確認を
行い、金網の摩耗状況により予備品と交換するとともに、金網の管理を適正に実
施することといたします。

 なお、新しい金網の製作にあたっては、仕様を製作会社に明確に提示し、納入
時に仕様どおりに製作されていることを確認いたします。

                                 以 上

*1:残留熱除去機器冷却系
   残留熱除去系(原子炉を停止した後、燃料の崩壊熱を除去するため等の系
   統)において使用される水を冷却するための系統で2系統(A系,B系)
   ある。冷却水は海水および純水を使用している。

*2:海水ポンプの出口ストレーナ(海水ストレーナ)
   熱交換器に流入する貝類を除去するため残留熱除去機器冷却系1系統に1
   基設置されている。内部には2個の金網が収納されており、通常は1個の
   金網を使用している。

添付資料
・残留熱除去機器冷却系(B系)概略図および金網の損傷状況写真(PDF 28.4KB)金網損傷の推定メカニズム・金網および補強材の充填材の塗布箇所(PDF 20.4KB)


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