プレスリリース 2006年

「チリにおけるメタン回収プロジェクト」の炭素クレジットの発行について

~2004年分のクレジット約48,000トンが発行~


                            平成18年4月13日
                            東京電力株式会社

 当社が「チリにおけるメタン回収プロジェクト」(平成16年8月24日お知らせ
済み)から購入予定の炭素クレジット(注1)のうち、2004年分の約48,000トン
が、3月31日付で、国連から発行されました。

 本プロジェクトは、チリの大手食品加工業者であるアグロスーパー社(注2)
が、同社の5つの養豚場において、排泄物の発酵にバクテリアを利用する最新鋭
の閉鎖式し尿浄化処理施設を設置し、COの約21倍の温室効果があるメタンガ
ス(注3)を回収して燃焼させるもので、年間約40万トン(CO換算)という温
室効果ガスの大幅な削減が見込まれております。
 平成17年9月には、国連において、クリーン開発メカニズム(CDM)(注4)
プロジェクトとして登録(平成17年9月5日お知らせ済み)され、その後、国連
の指定運営組織(注5)より、1つの養豚場の2001年~2004年分の炭素クレジッ
トについて、温室効果ガス排出削減量の検証を受けていたものです。

 当社は、本プロジェクトにより創出される炭素クレジットを、2004年から2012
年までの9年間に約200万トン(CO換算)購入することとしており、このた
び発行されたクレジットについても、2004年分の一部として購入いたします。
 今後、残り4つの養豚場についても、順次検証を受け、炭素クレジットが発行
される見込みです。

 当社は、今後も、「経営ビジョン2010」で掲げた地球環境貢献目標(2010
年度までにCO排出原単位を1990年度比で20%削減)の達成に向け、国内の電
気供給面・使用面での対策をはじめ、海外プロジェクトへの協力を通じた炭素ク
レジット取得など、国内外で温暖化対策を積極的に推進してまいります。

                                 以 上

添付資料
・資料1:「チリにおけるメタン回収プロジェクト」の概要(PDF 18.6KB)
・資料2:クリーン開発メカニズム(CDM)プロジェクトの流れ(PDF 9.8KB)


(注1)炭素クレジット
   先進国・移行経済国において、温室効果ガス排出量との相殺に使用できる
  削減・吸収量の権利。

(注2)アグロスーパー社
 ・名   称: Agricola Super Limitada
 ・本社所在地: チリ国ランカグア市
 ・会   長: ゴンサロ ビアル氏(Mr. Gonzalo Vial)
 ・設   立: 1982年
 ・事業内容 : ・食品生産、加工、販売会社を束ねるチリ最大の食肉加工グル
          ープ(アグロスーパーグループ)傘下の企業。
         ・鶏、豚の育成(約2,000の鶏舎、豚舎を所有)、加工が主要
          な業務であり、年間約20万トンの食肉を生産。
         ・アジア市場での食肉、果実、ワインの流通促進を狙い、2004
          年に東京事務所を開設。

(注3)メタンガス
   メタンガスはCOの約21倍の温室効果があるため、燃焼させてCOと水に
  分解することにより、温室効果ガスの削減効果が得られる。

(注4)クリーン開発メカニズム(CDM:Clean Development Mechanism)
   先進国・移行経済国が、途上国において温室効果ガス排出削減(または吸
  収増大)プロジェクトを実施し、その結果生じた排出削減量等をクレジット
  として取得する仕組み。共同実施(JI:Joint Implementation)、排出量
  取引(ET:Emission Trading)と並ぶ京都メカニズムの一つ。
   京都メカニズムとは、1997年に京都市で開催された国連気候変動枠組条約
  第3回締約国会議(COP3)で採択された「京都議定書」において定められた、
  温室効果ガス削減をより柔軟に行うための経済的メカニズム。

(注5)国連の指定運営組織
   国連のCDM理事会が指定する第三者機関で、CDMプロジェクトとして
  適格かどうか評価・判断する有効化審査や温室効果ガス排出削減量の検証・
  認証を行う。

[参 考]
チリ国中部(首都サンティアゴ周辺地域)の「第六地域(VI Region)」および「首都地域(Metropolitan Region)」に位置する5箇所の養豚場でプロジェクトを実施する
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