プレスリリース 2007年

定期検査中の福島第二原子力発電所2号機圧力抑制室の塗装はく離作業における内壁の一部けずれについて

                            平成19年6月8日
                            東京電力株式会社

 当社・福島第二原子力発電所2号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)
につきましては、平成19年4月6日より第17回定期検査を実施*1しております
が、圧力抑制室内壁(鋼鉄製、厚さ約40mm)を塗装するための準備工事として、
協力企業作業員が細かな金属粒を吹き付けて塗装をはく離する作業*2を実施し
ていたところ、誤って作業予定以外のノズルを手に持っていたため、床に置か
れていた本来使用すべきノズルから金属粒が噴出し、当該室内壁の一部がけず
れた(長さ約9cm、幅約4cm、深さ約6mm)ことを、午後2時30分頃、当社社
員が確認いたしました。
 今後、原因について調査するとともに、補修をいたします。

 これによる外部への放射能の影響はありません。

                                 以 上

*1:定期検査を実施
   現時点では、原子炉内には燃料がない状態で定期検査を実施中。

*2:塗装をはく離する作業
   圧縮空気にて細かな金属粒を塗装する箇所に吹き付けることにより、塗装
   をはく離し、塗装面を粗くして塗料が乗りやすくする作業。作業は複数の
   ノズルを利用して行う。

添付資料
・別紙:系統概略図・圧力抑制室内プール平面図(PDF 14.1KB) 


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