プレスリリース 2009年

インドネシアにおける「バカル水力発電所リハビリ・増設事業準備調査」の実施について

                             平成21年11月5日
                             東京電力株式会社
                             東電設計株式会社
                          株式会社ニュージェック

 東京電力株式会社(取締役社長:清水 正孝[しみず まさたか]、本社:東京都
千代田区 以下、「東京電力」)、東電設計株式会社(代表取締役社長:西脇 芳
文[にしわき よしふみ]、本社:東京都台東区 以下、「東電設計」)および株
式会社ニュージェック(取締役社長:松本 正毅[まつもと まさき]、本社:大阪
市北区 以下「ニュージェック」)は、このたび、独立行政法人国際協力機構(以
下、「JICA」)の業務委託により、インドネシアにおける「バカル水力発電所
リハビリ・増設事業準備調査」を受託し、本日より、現地にて本格的に調査活動を
開始することといたしました。

 インドネシアでは、同国が策定する2008〜2027年の国家電力設備開発計画におい
て、今後の電力需要の伸びに対応するため、既存電源利用の最適化と新たな電源開
発が不可欠とされており、特に経済成長が著しいスラウェシ島南スラウェシ州では、
バカル水力発電所をその重要な電源と位置づけております。また、同国は、地球環
境問題に対応するため、国家エネルギー政策に関する大統領令に基づき、2025年に
は非化石燃料利用を総発電設備容量の15%以上とすることを目標として掲げており
ます。
 こうした中、経年化に伴う設備の故障や、土砂の想定以上の流入等、既存のバカ
ル水力発電所に関する課題を解決し、スラウェシ島における電力供給の安定化およ
び経済開発の促進に資する設備の改修計画の策定ならびに水力発電所の増設に関す
る調査について、JICAより業務受託したものです。

 具体的には、三社がこれまで培ってきた水力発電設備の計画・設計から保守・運
用にいたる技術力と経験などを活かし、現地調査による最新データを基としたバカ
ル水力発電所の既存設備改修計画の策定や、調整池の堆砂対策を提案するとともに、
スラウェシ島における将来の電力需要予測の分析等を行い、バカル水力発電所の発
電設備増設の計画や、それに伴う関連送変電設備の設計についてレビューを行いま
す。

 東京電力および東電設計は、これまでも、技術力・ノウハウ・人材などの経営資
源を活用した海外コンサルティング事業を実施してまいりましたが、今後とも、電
力セクターにおける技術支援等を通じて相手国の発展に貢献するために、グループ
一体となって取り組んでまいります。
 ニュージェックは、これまで、東南アジア地域中心に主に電力インフラに関係し
た調査、設計及び施工監理を通して相手国の発展に貢献してきましたが、今後、活
動地域、分野(水資源・地球環境分野等)を広げて更なる貢献に取り組んでまいりま
す。

                                  以 上

添付資料
・別紙:インドネシアにおける「バカル水力発電所リハビリ・増設事業準備調査」
    の概要(PDF 9.78KB)
・参考:インドネシアの電力事情(PDF 41.4KB)




	

	



			
			
		

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