トップページ > リリース・お知らせ一覧 > プレスリリース > 2013年 > 福島第一原子力発電所汚染水処理設備(淡水化装置「RO-3」)配管からの漏えいに関する「発電用原子炉施設故障等報告書」の提出について

プレスリリース 2013年

福島第一原子力発電所汚染水処理設備(淡水化装置「RO-3」)配管からの漏えいに関する「発電用原子炉施設故障等報告書」の提出について

平成25年10月18日
東京電力株式会社

 平成25年10月9日午前9時35分頃、福島第一原子力発電所のジャバラハウス内で行なっていた汚染水処理設備(逆浸透膜式の淡水化装置「RO-3」)の配管工事において、協力企業作業員が本来作業すべき配管とは別の配管接続部を誤って開放したため、同接続部からの水(淡水化装置処理前)の漏えいが発生しました。
 その後の対応として、午前9時55分頃に当該配管の上流側ポンプ(RO-3へ汚染水を供給する廃液供給ポンプ)を手動停止するとともに、午前10時15分頃に当該配管付近の関連弁を閉操作しました。また、当該配管の接続部をつなぎ直したことにより、午前10時50分頃に漏えいの停止を確認しました。
 漏えいした水の範囲はジャバラハウス内の堰全域(約60m×約12m)で、堰内に留まっておりますが、平成25年8月13日に採取した淡水化装置処理前の水の分析結果(全ベータで3.7×10Bq/L)から、漏えいした水の放射能量が全ベータで1×1010Bq(漏えい程度が軽微なときの目安値)を超えていることが明らかなため、午前11時10分に東京電力株式会社福島第一原子力発電所原子炉施設の保安及び特定核燃料物質の防護に関する規則第18条第12号「発電用原子炉施設の故障その他の不測の事態が生じたことにより、核燃料物質等(気体状のものを除く)が管理区域内で漏えいしたとき。」に該当すると判断しました。
 その後、漏えいした水の放射能濃度を分析した結果、全ベータが3.4×10Bq/Lであることを確認しました。
 当該工事及び漏えい発生後の対応に従事していた作業員11名のうち6名について、首から下の部位で放射性物質の付着が確認されましたが、全員の除染を行い基準値以下まで除染できたことを確認しました。

平成25年10月9日お知らせ済み)

 当社は、本日、RO-3配管からの漏えいについて、東京電力株式会社福島第一原子力発電所原子炉施設の保安および特定核燃料物質の防護に関する規則第18条第12号に基づく報告(事故故障等の報告)を原子力規制委員会に行いましたのでお知らせいたします(別紙参照)。
 今後、引き続き、原因を詳細に調査し、対策を講じてまいります。また、その結果について取りまとめ、原子力規制委員会に報告してまいります。

以 上

○別 紙
発電用原子炉施設故障等報告書(PDF 17.6KB)PDF
(件名:福島第一原子力発電所汚染水処理設備淡水化装置RO-3からの漏えいについて)

PDFファイルをご覧いただくには、Adobe Reader(無料)が必要です。Adobe Readerのダウンロード新しいウィンドウで開く


ページの先頭へ戻ります

公式アカウント:
  • 東京電力 公式Xアカウントのご案内ページへリンクします
  • facebook公式アカウントサイトへリンクします
  • Instagram公式アカウントサイトへリンクします
  • youtube公式アカウントサイトへリンクします
  • 東京電力 公式LINEアカウントのご案内ページへリンクします