プレスリリース 1996年

定期検査中の姉崎火力発電所の事故について<第2報>


                                                  平成8年6月19日
                                                  東京電力株式会社

  昨日午後4時33分頃、定期検査中の当社姉崎火力発電所6号機(千葉県
市原市姉崎海岸3、所長:谷 啓、定格出力60万kW)ボイラー内において
爆発が起こり、ボイラーから排ガスを煙突に送る鋼鉄製の煙道が破損しま
した。その後、事故状況を調べた結果、ボイラーの天井囲及び炉底も損傷
していたこと等が判明いたしました。
  この事故により、ボイラー建屋(9階建)の2~5階部分で業務に従事
していた3名が被災し、ただちに帝京大学医学部付属市原病院に収容され
ましたが、同発電所発電部の斉藤智寿(21才)、バブ日立工業株式会社の
掛札勇一氏(49才)が死亡し、太平電業株式会社の梅原篤浩氏(27才)は
入院中であります。
  6号機は平成8年2月28日より6月26日までの予定で定期検査中で、当
日は午後4時30分から試験運転の工程の1つである負荷降下に関わる性能
試験(注)を実施しておりました。
  原因は、現在調査中です。

                                                            以  上

(注)負荷降下に関わる性能試験
        発電機の負荷が事故などで急激に減少したときも安定して運転が
      出来るかどうかをチェックする試験。
        この試験はボイラーへ水を供給するポンプ(ボイラー給水ポンプ)
      2台のうち1台を停止して、発電機出力が60万kWから半分の30万kW
      に安定した状態で下がることを確認するもの。



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