プレスリリース 1997年

定期検査中における福島第一原子力発電所2号機の電動駆動原子炉給水ポンプ(A)出口逆止弁からの漏えいの原因と対策について


                          
                         平成9年6月9日
                         東京電力株式会社


 既にお知らせいたしましたとおり、定期検査中の当社・福島第一原子力
発電所2号機(沸騰水型、定格出力78万4千キロワット)は定格出力で
調整運転中のところ、6月8日午前10時頃、タービン建屋内にある予備
(待機中)の電動駆動原子炉給水ポンプ(A)の出口逆止弁付近よりわず
かな給水の漏えいが発見されました。このため、発電機出力を定格の78
万4千キロワットから約55万キロワットまで降下させ当該給水ポンプの
逆止弁の点検を行ってまいりました。
 点検の結果、給水の漏えいは、当該弁のボンネットシール部(*)から
であることが確認されました。
 原因は、今回の定期検査時に当該弁の組立の際ボンネットシール部に微
小な異物が噛み込んだためシール機能が低下し、微量の給水が漏れ出たも
のと推定されます。
 このため、ボンネットシール部のリング(ガスケットリング)を取り替
えるとともに組み立て時における作業管理を強化することとしました。
 なお、準備が整い次第出力の上昇を開始する予定です。
 また、資源エネルギー庁による国際原子力事象評価尺度(INES)暫
定評価では、0- とされております。 


                                                         以 上


 (*)ボンネットシール部とは、ボディ(弁体)とボンネット(弁蓋)
    の間の水のシールを行っている部分です。

 (注)本件は法律に基づく報告対象ではありません。



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