プレスリリース 1997年

福島第二原子力発電所1号機の動作不調制御棒の点検調査状況について


                                                        平成9年12月15日
                                                        東京電力株式会社
  
  すでに12月5日にお知らせしましたとおり、当社、福島第二原子力発電所1
号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)は、出力約97万キロワットで制
御棒パターン調整を行っていたところ、制御棒1本に動作不調が発生したこと
から、制御棒および制御棒駆動系の点検調査を行うため、12月5日午後10時35
分に原子炉を停止いたしました。
  その後、原子炉圧力容器を開け、動作不調の生じた制御棒(14-31)の点検
調査を行い、当該制御棒を水中テレビカメラで観察した結果、制御棒ブレード
4枚のうち1枚に膨れがあり、燃料集合体チャンネルボックスと接触している
ことが確認され、また、当該ブレードに微小な割れ等が認められました。
  今後、引き続き原因究明のための調査等を行います。

  なお、今後、運転中のプラントにおいては、同一メーカー製の制御棒全数の
全挿入・全引抜き試験をすみやかに実施するとともに、監視の強化を行うことと
します。

                                                                以    上



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