プレスリリース 1998年

当社送電鉄塔における人為的なボルト緩め箇所の発見について


                         平成10年3月12日
                         東京電力株式会社

 本日、当社の送電鉄塔(1基)の鉄塔最下部脚部のボルトが人為的に緩
められたと見られる箇所を発見いたしました。
 緩められたボルトは、鉄塔を支える4脚中1脚(B脚)の最下部接合部
のもので、10本中9本が緩められていました。緩められた脚は1脚のみで
あり、倒壊のおそれはありませんでした。
 当該鉄塔では数日前に作業を行っておりますが、その時点では異常がな
かったことから、今回ボルトが緩んでいたのは人為的に行われたものと推
定されます。

 具体的には、本日午前2時40分頃、同鉄塔の夜間停止工事作業に出向い
た当社社員が発見いたしました。その後、写真撮影をし、設備保全の観点
から締め直しました。
 当社としては、四国における鉄塔倒壊事件以来、緊急点検・パトロール
を行ってきております。また緊急対策として、社会的影響の大きな箇所に
ついて、ボルト・ナットを簡単に緩めることができなくなるような対策を
進めております。また、今後、点検・パトロールをより強化して行うこと
とします。
 地域住民の皆さまにも、万一、送電鉄塔を始め電力設備付近において異
常な音を聞いたり、不審な人物を見かけた場合は、ただちに当社事業所ま
でご連絡いただきますようご協力をお願い申し上げます。
                                                            以  上

<今回ボルト・ナットが緩められていた鉄塔等について>
・基幹変電所・内房変電所(一次系15万ボルト、住所:千葉県木更津市)
 から館山変電所(6万ボルト、住所:同館山市)までの約13kmをつ
 なぐ内房線から分岐している富浦線(千葉県安房郡三芳町から同富浦町
 間のこう長4.4km、電圧6万6千ボルト)という送電線の鉄塔の1
 基(高さ約35m)。
・富浦線の供給先:JR内房線の変電所を含め、お客さま約1万軒。
・当該ボルトの長さ60mm、太さ24mm(1本)。
・当社の送電鉄塔基数:約4万5千基。


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