プレスリリース 1998年

(お知らせ)尾瀬戸倉山林におけるブナ植林ボランティア募集(第2回)について


                                                 平成10年7月16日
                                                 東京電力株式会社

  当社は、このたび、当社所有の尾瀬戸倉山林(群馬県片品村・面積約
9,100ha=東京ディズニーランドの約110倍)における、ブナの植林ボラン
ティアを募集します。
  本事業は、同山林を今以上に理想的な「水源の森」として育成するため
、カラマツ人工林のうち、伐期を迎えて、林層の悪いところからブナを植
林することとし、一般のボランティアの方々にも参加・協力をお願いして
いるもので、今回の募集は昨年に引き続いて2回目になります。

  第1回目は、関東各県から先着順で選んだ約110名の方々に参加いただ
き、社員ボランティア約110名及び尾瀬高校の生徒さん約80名もあわせて
合計約300名で、昨年11月に準備作業(地拵え・穴掘り等)、本年5月に
約0.5haの面積に約2,500本のブナ苗を植林していただきました。
  今回の募集人員は前回と同程度の120名であり、第1回目と同様に、今
秋(10月末~11月上旬)の準備作業および来年5月頃雪融け後の本植と、
2回の作業をお願いする予定です。
  応募方法は別紙のとおりです。なお、本件については当社ホームページ
(アドレス:http://www.tepco.co.jp/)に掲載する他、当社広報紙グラ
フTEPCO8月号、イベント等を通じてお知らせいたします。

(注1)尾瀬戸倉山林の概要
  ○  群馬県片品村、尾瀬ヶ原湿原の入口に位置し、標高約1,000m~
    2,000m、面積約9,100ha(東京ディズニーランドの約110倍)です。
  ○  利根川上流域・利根川支流片品川の水源地域に位置しており、クリ
    ーンでリサイクル可能な水力発電エネルギーの水源のみならず、首都
    圏の水源としても重要な役割を果たしています。
  ○  現在、約85%がブナを中心とする天然の落葉樹林で、残り約15%は
    昭和30年代に植林したカラマツ人工林が壮齢に達しています。

(注2)ブナ植林計画
  ○  森林は、CO2を吸収し、酸素を供給するなど、地球温暖化対策と
  しても大きく貢献しており、また特に近年、利根川水系はたびたび異
    常渇水に見舞われ、あらためて「緑のダム」としての、森林の水源か
    ん養機能が注目を集めています。
  ○  こうした状況を踏まえ、当社としては、この戸倉山林を今以上に
    「水源の森」として理想的な森林に育てていくこととし、昨年より、
  水源かん養機能の高い落葉広葉樹林または針葉樹と広葉樹の混交林と
    して整備していくこととしました。
  ○  専門家による調査なども行い、カラマツ人工林のうち、生長の悪い
    箇所から計画的にブナを植林していきます。なお、植え代えに際して
    は、現状の水源かん養機能を低下させることのない範囲で段階的に実
    施していきます。

(注3)第1回の実施状況
  ○  昨年夏、社内外からボランティアを募集し、下記のとおり、昨年の
    秋、今年の春と2回の作業をお願いし、約0.5haに約2,500本のブナの
    苗を植林しました。
    [平成9年秋:苗植付地の地拵え作業]
        日    程  平成9年11月8日(土)~11月10日(月)
        作業内容  苗植付地の地拵え作業
        参加者    一般ボランティア   108名
                  社員ボランティア   113名
                  尾瀬高校生徒さん    81名(計302名)
    [平成10年春:植林作業]
        日    程  平成10年5月18日(月)~5月20日(水)
        作業内容  ブナ苗植林(一人10本程度)
        参加者    一般ボランティア    82名
                  社員ボランティア    74名
                  尾瀬高校生徒さん   116名(計272名)
                  (春季は新1年生が参加)

(注4)その他・尾瀬情報
  ○  当社は、尾瀬を環境保護のシンボルとして、木道の敷設をはじめ、
    湿原の回復事業等、様々な取り組みを行っています。
  ○  本年度、新たな取り組みとして、尾瀬地区を管理する車両に自然環
    境にやさしい「ハイ・ブリッドカー」を導入しました。また、尾瀬の
    植生を保護するため、帰化植物対策として、鳩待峠・一ノ瀬両入山口
    に「靴底洗いマット」を新たに設置する予定です。

                                                           以  上


                                                       (別  紙)


                   ブナ植林ボランティア募集要領


1.募集期間:8月1日~8月31日(同日付消印有効)
2.作業内容:ブナ植林作業の流れは以下の通りですが、このうち下線部
    の作業につきまして、ボランティアの方々にお願いいたします。
    ・立木(カラマツ人工林等)の伐採                    10月中旬
    ・苗植付地の地拵え 
     (笹や小木等の整理、植え付け穴堀り・概ね3時間程度の作業)
                                              10月下旬~11月上旬
   ・苗の山引き(山林からの採取)                       11月中旬
   ・苗の仮植                                           11月中旬
   ・苗の本植                                           翌年5月
   ・苗の保育(苗周辺の笹や雑草等の下刈り、本植後4年間は年2回、
               以後2年間は年1回実施)
3.作業日時:いずれの作業とも、事前に書面で連絡いたします。
              苗植付地の地拵えに関する実施日程(平日を予定)は、
              募集期間満了後、返信はがきにて通知いたします。
4.作業場所:群馬県利根郡片品村大字戸倉地内
              (戸倉から鳩待峠に向かう途中の山林の一角)
5.募集人員:120名(定員を上回った場合には抽選とさせていただきま
              す)
6.募集対象:16歳以上の健康な方
7.集合場所:次の3地点のいずれか
              ○上越新幹線上毛高原駅;40名
              ○東京電力沼田工務所(JR沼田駅徒歩5分);50名
              ○尾瀬林業・尾瀬戸倉支社(片品村戸倉) ;30名
8.応募方法:官製はがきに「ブナ植林ボランティア参加希望」と書き、
              ○住所(郵便番号記載)○氏名、○性別、○年齢、○電話
              番号、○集合希望場所、を記載して以下へご応募下さい。
    (応募先)〒100-0011 東京都千代田区内幸町1-1-3
                         東京電力株式会社 用地部水利・電源用地グル
                         ープ  ブナ植林ボランティア係  宛

9.各自持参するもの:昼食、飲料水、軍手、靴(厚底)、雨具、防寒
                      着等。なお、作業に必要な道具類は、事務局で用
                      意いたします。
10.照会先:東京電力株式会社 用地部水利・電源用地グループ
                            ブナ植林ボランティア係
              電  話:(03)3501-8111(代表)  内線 2946
              FAX:(03)3596-8514

    なお、上記の内容は、当社ホームページにも掲載しております。
          (アドレス:http://www.tepco.co.jp/)
    その他、グラフTEPCO8月号等を通じてお知らせいたします。

                                                            以  上


ページの先頭へ戻ります

公式アカウント:
  • 東京電力 公式Xアカウントのご案内ページへリンクします
  • facebook公式アカウントサイトへリンクします
  • Instagram公式アカウントサイトへリンクします
  • youtube公式アカウントサイトへリンクします
  • 東京電力 公式LINEアカウントのご案内ページへリンクします