プレスリリース 1998年

福島第一原子力発電所1号機の原子炉自動停止の原因と対策について



                                              平成10年8月28日
                                              東京電力株式会社


  すでにお知らせしましたとおり、当社・福島第一原子力発電所1号機
(沸騰水型、定格出力46万キロワット)は、送電線系統側の影響(落雷)
により、主要変圧器地絡過電流継電器が動作し、原子炉が自動停止したた
め詳細調査を行ってまいりました。
  調査の結果、前回定期検査時に、この継電器を含む回路の動作試験を行
った際、継電器内の接点に微小な荒れが生じ、今回の送電線への落雷時に
おいて、この接点が正常に動作したものの、落雷の影響を除いた後に正常
に戻らなかったため、発電機停止の信号を発信し、原子炉が自動停止に至
ったものと推定されます。
  このため、この継電器を取り替えるとともに、今後この継電器を含む回
路の動作試験にあたっては接点が荒れを生じないよう試験方法を変更する
ことといたします。
  なお、準備が整い次第原子炉を起動する予定です。
  また、資源エネルギー庁による国際原子力事象評価尺度(INES)暫
定評価では、0+  とされています。

                                                        以  上



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