プレスリリース 1999年

地中配電用「ガス多回路開閉器」の開発について

-ガス絶縁方式の導入で、約20%のコストダウンと供給信頼度向上を同時達成-



                                                   平成11年3月3日
                            東京電力株式会社

 当社は、東光電気(株)・(株)三英社製作所と共同で、地中配電用の新型機材  
「ガス多回路開閉器」を開発し、昨年10月から実証試験を実施してまいりました
が、このたび、実用化の見通しが得られたことから、平成11年4月より本格導入
することといたしました。

 多回路開閉器とは、配電用変電所から6,600 ボルトの電気を送り出す地中配電
線を複数の電線路に分岐するためのスイッチの役割を果たす地上設備です。今回
開発した「ガス多回路開閉器」は、絶縁を従来までのエポキシモールド製(注1)
の空気絶縁方式から、優れた絶縁性能を持つSF6(六フッ化硫黄)ガス(注2)
を完全密閉したガス絶縁方式へと変更しております。
 こうしたガス絶縁方式の導入によって、内蔵する開閉器本体を軽量化・コンパ
クト化するとともに、制御器など駆動系の部品点数の減少と簡素化をすすめ、材
料・組立コストの大幅な削減をはかりました。これらの結果、1台あたり約20%
のコストダウンを達成し、本格導入後は年間で約3億円の設備投資抑制の効果を
見込んでいます。
 また、開閉器をガスで密閉したため、停電事故の原因の1つとなっている機器
の結露やほこりの内部侵入もないので、それだけトラブルも減少し、従来の多回
路開閉器と比べて供給信頼度も向上いたします。

 当社は、今後もコストダウンなどをねらいとする技術開発をすすめるとともに、
その成果を積極的に採用し、コストダウンと安定供給の両立をめざしてまいります。


                                 以 上

(注1)設備安全・作業安全の向上をはかるため、昭和51年に開発されたもので、絶縁材
   料であるエポキシ樹脂を型に流し込んで製作します。
(注2)絶縁機能が空気の約3倍で、人体には無害ですが、温室効果の高いガスであるた
   め、密閉した容器中で利用します。さらに、平成10年4月に電力業界として自主
   行動計画を定め、排出抑制に努めています。



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