プレスリリース 1999年

50万ボルト変電所「東群馬変電所」の完成について



                                                      平成11年4月20日
                               東京電力株式会社


  当社は、平成6年6月から50万ボルト変電所「東群馬変電所」の建設を進めてまい
りましたが、本日完成いたしました。

  当社では伸び続ける首都圏の電力需要に対応して、安定した電力をお届けするため、
昭和48年以降、関東圏を取り囲むように50万ボルトの基幹送電線を整備してまいりま
した。現在、2つの環状の送電線が完成しており、さらにその外側に100万ボルト設
計の基幹送電線系統の建設をすすめております。このたび完成した「東群馬変電所」
は新しくできる基幹送電線系統のかなめにあたり、将来的には新潟と福島で発電した
電力を首都圏に送る拠点変電所の役割を担うことになります。
  当面は50万ボルトで運用しますが、将来的には設備を拡充し、世界初の100万ボル
ト変電所として運用開始する予定です。一点切り遮断器(注1)などの世界最先端の
遮断器技術、絶縁技術の導入や造成工事の合理化などで、約150億円の建設工事費削
減を達成しております。
  特に、造成工事にあたっては、山の斜面での造成であり、土の総量が130万m3(東
京ドーム1杯強)にのぼったため、GPS衛星応用施工量管理(注2)などの最新シ
ステムを採用し、工事の合理化に努めました。
 また、同変電所の特徴は、所在地が赤城山の北東側標高約1100mという、50万ボル
ト変電所としては日本で一番標高の高いところに位置していることです。このため、
冬期は最低気温の平均が零下14度、積雪が平均50センチに達するなど自然環境が厳し
いことから、工事の中断を防ぐために、大型の建設用全天候型ハウスを導入するなど
の工夫を凝らし、今年の夏期ピーク前に運転を開始した次第です。

 これまで、当変電所の建設に当たりましては、地元地域の皆さまをはじめ、関係各
方面からの多大なご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。今後とも一層のご
支援をお願い申し上げます。

注1)一点切り遮断器:
  従来の50万ボルト遮断器は、遮断した際に発生する過電圧を考慮し、機器内の 
 2箇所で遮断する方式をとっているが、一点切り遮断器は遮断スピードの高速化、
 遮断時に発生する熱ガス流の冷却特性向上などの技術革新によってそれを一点で遮
 断可能としたもの。従来型に比べてサイズがコンパクトでコストダウンされている。

注2)GPS衛星応用施工量管理システム:
   人工衛星の計測システムから取り込んだ地形計測データを活用することによって
 地質別に盛土地盤を安定管理するなど、造成施工を計画的に推進するシステム。

                                   以 上



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