プレスリリース 1999年

(お知らせ)ABWRの開発に対するEEI「エジソンアワード」受賞について

~日本の電力会社として初の受賞~



                
                                                        平成11年6月16日
                                                        東京電力株式会社

 当社はこのたび、ABWR(注)を世界に先駆け日米の原子力メーカーと協力
して設計、建設し、しかも安全運転を続けているという実績に対して、米国エジ
ソン電気協会(EEI)から「エジソンアワード」を受賞いたしました。同賞を受
けるのは、日本の電力会社として初めてのことです。

 「エジソンアワード」は、世界の電気事業の発展に向け、リーダーシップ、先
進的取り組み、貢献度という各面で抜群の実績を上げた事業者を表彰する制度で
あり、米国内外の電気事業者220社の加盟組織であるエジソン電気協会(EEI)の
表彰活動の中で、40年の歴史を有する最も権威ある賞とされています。
 当社は、昭和53年から原子力発電の安全性、信頼性、運転性、稼働率等の面で
一層の向上を図り、次世代の国際標準プラントの建設を目指してABWRの開発
を進めてまいりました。開発にあたり、私どもが中心となって日米原子力メーカ
ーの技術と英知を総結集して取り組んだ結果、現在では柏崎刈羽原子力発電所6
号機、7号機(出力:各135.6万kW)の2基がそれぞれ平成8年11月、同9年7
月から順調に営業運転を続けております。
 このたびの受賞は、一昨年のCOP3を境にして米国電力産業界で地球環境保全の
観点から原子力の評価が見直されつつあるなか、当社の原子力に対する取り組み
と技術開発力が国際的に評価されたものと考えており、今後とも安全運転と情報
公開の徹底を車の両輪としながら、原子力の理解活動を一歩一歩進めてまいりた
いと考えております。

 なお、当賞の表彰式は、エジソン電気協会第67回年次大会(現地時間6月13日
~15日、米・カリフォルニア州ロングビーチで開催)最終日に行われたもので、
当社社長の荒木浩が出席いたしました。
                                                                   以 上
(注)ABWR(Advanced Boiling Water Reactor)
    従来型の沸騰水型原子炉(BWR)の一層の性能向上を目指して、次世
   代の標準プラントとして開発。当社と米国GE社、東芝、日立製作所の3
   社の共同で昭和53年から開発を行ってきたもので、国およびBWRを採用
   している電力会社の協力を得て、従来型に比べ安全性、信頼性、運転性、
   稼働率等の面で一層の向上を図ることに成功。当社では、世界で初めて柏
   崎刈羽原子力発電所6号機(平成8年11月営業運転開始)、7号機(平成
   9年7月営業運転開始)で採用した。
    今後、福島第一原子力発電所7号機、8号機(平成17年10月、18年10月
   営業運転開始予定)、また東通原子力発電所1号機、2号機(平成22年度、
   22年度以降営業運転開始予定)でもABWRを導入予定。



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