プレスリリース 1999年

地中送電線管路建設用「スリムライニング」工法の開発について~従来のシールド工法に比べ総工費で15~20%のコストダウンが可能に~



                                                           平成11年8月31日
                                                           東京電力株式会社
                              株式会社関電工  


 東京電力株式会社と株式会社関電工はこのたび共同で、特に急曲線部を含んだ地
中送電線管路(トンネル)工事に適用することで大幅なコストダウンを達成できる
「スリムライニング」という軽量・低価格の壁材を開発し、それを活用したトンネ
ル建設の新工法を実用化しました。

  近年、特に都市部では道路下にある埋設物の輻輳化が進んだことに伴い、交差点
等の下を中心に、トンネルを急カーブさせながら施工することが多くなり、当社で
は急カーブに対応が容易なシールド工法を用いてトンネル工事を行っております。
ただ、この工法はセグメントという高価な壁材を使用するため、コストダウンの観
点から、より割安で十分な強度をもつ壁材を開発することが課題となっておりまし
た。
 こうした状況を踏まえ、東京電力株式会社と株式会社関電工は平成9年以来2年
をかけて共同開発を行い、このたび実用化に達した次第です(特許申請中)。

 今回開発した「スリムライニング」壁材は、市販の鋼製マンホールの型枠(丸形
内枠)として作られた鋼材を活用し、その内側に補強を施したもので、それをつな
ぎ合わせてトンネル内壁(6片で1周)をつくります。
  施工にあたっては、掘進機でトンネルを掘り進みながら、当壁材を使用してトン
ネルに内壁を容易に組み立てることができ、送電線管を布設した後に、壁材の内側
の隙間部にモルタルを充填し中詰めすることによって、完成後は「スリムライニン
グ」とモルタルが一体となり、長期に耐久性を保つことができるなど設計面での工
夫も行っています。しかも「スリムライニング」は、従来のシールド工法で用いる
鋼製セグメントに比べ重量が約半分、壁の材料費が約半額で済み、トンネル工事全
体では、これまでのシールド工法に比べ約15~20%のコストダウンが可能です。

  なお、この「スリムライニング」工法は、電力のみならず通信やガスなどの同様
な地中管路工事にも幅広く適用が可能です。

                                  以 上




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