高レベル放射性廃棄物の最終処分
1.高レベル放射性廃棄物とは
原子力発電所で使い終わった燃料の約95%は、もう一度燃料として利用することができます。再利用できない残りの約5%は、ガラスと溶かし合わせて固めます。これがガラス固化体(高レベル放射性廃棄物)です。
2.どうやって処分するのか
ガラス固化体は、放射能レベルが十分に低くなるまで数万年以上、私たちの生活環境から遠ざけ、隔離する必要があります。原子力発電所が稼働する前から、さまざまな処分方法が検討された結果、地下300メートル以深の、安定した地層に処分する「地層処分」が最適であるとの認識が、国際的に共有されています。
出典:原子力発電環境整備機構(NUMO)HP
3.処分施設とは
処分施設は、「地上施設」と「地下施設」で構成されます。地上施設で検査などを受けたガラス固化体を、トンネルを通し、地下300メートル以深の地下施設へ埋設します。
地下施設は、4万本以上のガラス固化体を埋設できる施設とする計画です。
出典:原子力発電環境整備機構(NUMO)HP
4.どのように処分する場所を決めるのか
処分地の選定にあたっては、最終処分事業の実施主体である原子力発電環境整備機構(以下、「NUMO(ニューモ)」)が、最終処分法(特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律)に基づき、調査を行います。
出典:原子力発電環境整備機構(NUMO)HP
5.当社の取り組み
当社は、高レベル放射性廃棄物の発生者としての基本的な責任を有する立場から、「高レベル放射性廃棄物の最終処分に関するお問い合わせ窓口」を設置するなど、国やNUMOと連携しながら、最終処分の実現に向け、理解活動に積極的に取り組んでいます。
高レベル放射性廃棄物の最終処分に関するお問い合わせ窓口
部署名 | 所在地 | 電話番号 |
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東京電力ホールディングス株式会社 立地広報調整グループ |
東京都千代田区内幸町一丁目1番3号 | 050-3066-3033 (東京電力エナジーパートナー株式会社お客さま相談室) |
東京電力パワーグリッド株式会社 栃木総支社 業務総括グループ (※) |
栃木県宇都宮市馬場通り一丁目1番11号(宇都宮TDビル内) | |
東京電力パワーグリッド株式会社 群馬総支社 業務総括グループ (※) |
群馬県前橋市本町一丁目8番16号 | |
東京電力パワーグリッド株式会社 茨城総支社 業務総括グループ (※) |
茨城県水戸市南町二丁目6番2号 | |
東京電力パワーグリッド株式会社 埼玉総支社 業務総括グループ (※) |
埼玉県さいたま市浦和区北浦和五丁目14番2号 | |
東京電力パワーグリッド株式会社 千葉総支社 業務総括グループ (※) |
千葉県千葉市中央区富士見二丁目9番5号 | |
東京電力パワーグリッド株式会社 東京総支社 業務総括グループ (※) |
東京都新宿区五丁目4番9号 | |
東京電力パワーグリッド株式会社 多摩総支社 業務総括グループ (※) |
東京都八王子市子安町一丁目16番25号 | |
東京電力パワーグリッド株式会社 神奈川総支社 業務総括グループ (※) |
神奈川県横浜市中区弁天通一丁目1番地 | |
東京電力パワーグリッド株式会社 山梨総支社 業務総括グループ (※) |
山梨県甲府市丸の内一丁目10番7号 | |
東京電力パワーグリッド株式会社 静岡総支社 業務総括グループ (※) |
静岡県沼津市大手町三丁目7番25号 |
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お問い合わせ内容によりましては、NUMOから直接お答えさせていただくこともございますので、あらかじめご了承ください。
原子力発電環境整備機構(NUMO) 地域交流部
電話番号 03-6371-4003 受付時間 10時~17時(土日祝日、年末年始を除く)