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            | 福島第一原子力発電所5号機給水加熱器抽気逆止弁からの漏えいについて |  
            | 平成15年9月24日 東京電力株式会社
 福島第一原子力発電所
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            | 当所5号機(沸騰水型、定格出力78万4千キロワット)は調整運転中のところ、本日13時50分頃、タービン建屋内の給水加熱器*1抽気逆止弁*2から水滴が滴下していることを当社パトロール員が確認いたしました。
 このため、現場調査を実施したところ、当該逆止弁のフランジ部*3から微量な蒸気の漏えいが確認されました。
 
 その後、16時25分頃当該逆止弁フランジ部の増し締めを行ったところ、漏えい停止を確認しました。
 また、当該逆止弁の調査および増し締め作業を行っていた作業員1名が計画線量*4を若干超える被ばく(1.02ミリシーベルト)をしましたが、身体に影響を与えるものではありません。
 
 なお、外部への放射能の影響はありません。
 
 
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            | 以 上 
 
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            | *1:給水加熱器 復水器により水に戻された復水を原子炉に戻す際、原子炉への熱効率を良くするため、蒸気タービンから抽出した蒸気(抽気)を用いて加熱する装置。
 
 *2:抽気逆止弁
 給水加熱器への抽気ラインに設置されており、蒸気タービンが停止した時に給水加熱器からの蒸気の逆流を防ぐための弁。
 
 *3:フランジ部
 弁の内部構造物(弁体等)出し入れ口の蓋の合わせ部分。
 
 *4:計画線量
 法令では放射線業務従事者の線量限度(50ミリシーベルト/年、100ミリシーベルト/5年)が定められているが、きめ細かい放射線管理を行うため、1日の線量管理目安値として定めたもの。本作業の計画線量は0.9ミリシーベルト。
 
 
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