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お知らせ 2013年

当社関連報道平成25年8月1日付 朝日新聞1面トップ「汚染水漏れ口 2年放置」について

平成25年8月1日
東京電力株式会社

 平成25年8月1日 朝日新聞1面において、平成23年4月に福島第一原子力発電所の放射性物質で汚染された水が海へ流出したことを受けて、流出元の建屋と地下坑道(トレンチ)の間を遮断する防止策を公表しながら、2年以上、建屋の漏れ口をふさがずに放置し、今夏、汚染水が海へ漏れていることが判明してから、ようやく遮断工事の試験の準備に入ったとの報道がありますが、事実関係は以下のとおりです。

○平成23年4月17日に当社が公表した「事故収束への道筋」の中で、福島第一原子力発電所2号機から放射線レベルの高い汚染水が流出した対策として、「トレンチと建屋間の遮断」を検討・実施することを記載しております。同30日には、遮断する箇所について、タービン建屋とトレンチの接続部にある立坑は技術的に困難であったため、海とタービン建屋の中間にある立坑を遮断する旨、公表いたしました。
 その結果、平成23年5月上旬には、この立坑の遮断を完了しております。

○さらに、平成24年5月12日には、「福島第一原子力発電所における信頼性向上対策の実施計画書」を公表し、トレンチ外へ汚染水が流出するリスクをより低減する観点から、技術的にも難しく現場の作業環境も厳しい状況ではありましたが、タービン建屋とトレンチの接続部における止水の工法検討を平成24年度までに実施し、数年かけてトレンチ等の止水・回収・処理を実施していく計画を明記いたしております。

○その後、こうした計画に則って検討を進め、本年5月30日に開催された汚染水処 理対策委員会の報告書において、トレンチ内の水を抜く具体的な方策として、タービン建屋とトレンチの接続部を凍結させることで水の流れを遮断してトレンチ内の水を抜くための実証試験を行い、平成25年12月までに評価することを公表しております。

○以上のとおり、2年以上にわたり建屋の漏れ口をふさがずに放置し、検討や準備を行っていなかったということはありません。

 このたびの汚染水の港湾内への流出については、流出の事実に加え、公表姿勢について、皆さまにご不安とご心配をおかけすることとなり、深くお詫び申し上げます。トレンチ内にある汚染水の浄化の対策を進めるとともに、タービン建屋とトレンチ接続部を閉塞してトレンチ内の汚染水を抜き取るなどの対策についても加速させ全力で取り組んでまいります。

以 上


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