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東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について

東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について
【午後3時現在】

平成25年8月30日
東京電力株式会社

 平成23年3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震により、当社の原子力発電所をはじめとした設備等が大きな被害を受けるなかで、立地地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけしておりますことに対し、心よりお詫び申しあげます。
 福島第一原子力発電所の事故に関し、同年4月17日、事故の収束に向けた道筋を取りまとめ、7月19日に、ステップ1の目標「放射線量が着実に減少傾向となっていること」を達成いたしました。その後、12月16日に、ステップ2の目標「放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられていること」の達成を確認いたしました。
 また、同年12月21日に、福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップを取りまとめました。
 プラントの安定状態の維持に取り組むとともに、1~4号機の廃止措置に向けて必要な措置を中長期にわたって進めていくことにより、避難されている方々のご帰宅の実現および国民の皆さまが安心して生活いただけるよう、引き続き全力で取り組んでまいります。

 当社福島第一原子力発電所への主な影響について、以下の通りお知らせいたします。

下線部が新規事項

【福島第一原子力発電所】
 1~4号機 廃止(平成24年4月19日)
 5、6号機 地震発生前より定期検査中

※7月1日に地下貯水槽の汚染水は全て移送を終了しているが、拡散防止対策およびサンプリングは継続実施中。

<拡散防止対策>
・地下貯水槽漏えい検知孔水(No.1北東側、No.2北東側、No.3南西側)の全ベータ放射能濃度の低下が緩やかであることから、地下貯水槽No.1~3にろ過水または淡水化装置(RO)処理水(全ベータ放射能濃度:約1×101Bq/cm3)を移送し希釈する処置を適宜実施。

<最新の希釈実績>
・地下貯水槽No.1(6月19日~):8月3日、約60m3のろ過水を注水。
・地下貯水槽No.2(6月27日~):8月1日、約60m3のろ過水を注水。
・地下貯水槽No.3(7月24日~):8月12日、約107m3の当該地下貯水槽ドレン孔水(北東側)を注水。
※8月5日に約60m3、8月11日に約51m3、8月12日に約107m3を希釈および地下貯水槽底面に作用する水圧(揚圧力)の低減を目的に注水

・8月29日地下貯水槽No.1~3の漏えい検知孔内に漏えいした水を仮設地上タンクへ、地下貯水槽No.1、No.2のドレン孔内に漏えいした水を当該地下貯水槽内へ移送する処置を実施。

<サンプリング実績>
8月29日、地下貯水槽No.1~7のドレン孔水(14箇所)、地下貯水槽No.1~4,6の漏えい検知孔水(10箇所のうち2箇所は試料採取不可)、地下貯水槽観測孔(22箇所)についてサンプリングを実施。分析結果については、前回(8月28日採取)実施したサンプリングの分析結果と比較して大きな変動は確認されていない。

※8月19日午前9時50分頃、発電所構内H4エリアのタンク堰のドレン弁から水が出ていることを、パトロール中の当社社員が発見。その後、当該ドレン弁については、閉操作を実施。なお、モニタリングポスト指示値に有意な変動は確認されていない。現場状況を確認した結果、堰内には1~2cm程度の水溜まりがあり、堰のドレン弁の外側に約3m×約3m×約1cmと約0.5m×約6m×約1cmの水溜まりを確認。
なお、汚染した水の発生源は特定できていないものの、汚染水を貯留しているタンク周辺の堰内に溜まっていた水がドレン弁を通じて堰外へ漏えいしたこと、タンクに貯留した水がタンクから漏えいしたことが否定できないこと、および堰外に漏えいした水溜まりにおいて高いベータ線、ガンマ線が検出されたことから、同日午後2時28分、福島第一原子力発電所原子炉施設の保安および特定核燃料物質の防護に関する規則第18条第12号「発電用原子炉施設の故障その他の不測の事態が生じたことにより、核燃料物質等(気体状のものを除く)が管理区域内で漏えいしたとき。」に該当すると判断した。
 その後、同日午後7時から堰内に溜まっている水の回収作業を開始。水の回収については、仮設ポンプにて仮設タンクに汲み上げるとともに、堰内に吸着材を設置。

H4エリア内のIグループNo.5タンク近傍の底部で水の広がりがあることから、当該タンクの水位を確認した結果、タンク上部から3m40cm程度まで低下していることを確認。近接するタンクの水位は上部から50cm程度であることから、現時点で約3m水位が低下していることを確認。さらに、周辺タンクの水位について調査中。なお、約3mの水位低下分の水量は、約300m3。漏えいしたと思われる水については、堰内の水は一部回収を実施しているが、ドレン弁を通して堰外へ出ていると思われることから周辺の土壌の回収を行うとともに広がりの範囲について引き続き調査を実施。その後、H4エリアタンクの東側にある排水路の壁面において筋状の流れた痕跡が確認されたため、当該部の表面線量当量率を測定した結果、最大で6.0mSv/h(γ+β線(70μm線量当量率))であることを確認。このことから、汚染した土砂等が排水路に流れた可能性があるとし、今後、詳細な調査および評価を行う。なお、今回の漏水発見当時においては、当該排水路近傍の地表面で水が流れていないことを確認。

8月20日午後9時55分、H4エリアIグループNo.5タンク内の水および仮設タンクに回収していた水(堰内に溜まっていた水)をH4エリア内のBグループNo.10タンクへ移送を開始。8月21日午後9時13分、H4エリアIグループNo.5タンク内の水の移送を終了。8月22日午後3時、仮設タンクに回収していた水の移送を完了。

8月22日午前11時から午後3時頃にかけて、漏えいしたタンクと同様のフランジ型の他エリアのタンクについて総点検(外観点検、線量測定)を実施。タンクおよびドレン弁の外観点検において、漏えいおよび水溜まりは確認されなかったが、H3エリアのタンク周辺において、部分的に線量が高い箇所(2箇所)を確認。当該箇所は乾燥しており、堰内および堰外への流出は確認されなかった。また、当該タンクの水位は受け入れ時と変化がないことを確認した。
[高線量箇所および表面線量当量率測定結果(γ+β線(70μm線量当量率))、水位レベル]
・H3エリアBグループNo.4タンク底部フランジ近傍:100mSv/h、水位レベル約97%
・H3エリアAグループNo.10タンク底部フランジ近傍:70mSv/h、水位レベル約95%
上記以外のタンクおよびドレン弁については、高線量の箇所は確認されていない。
漏えいが確認されたH4エリアIグループNo.5タンク内の水の核種分析を実施。以下の分析結果から、当該タンクに貯蔵されている水がRO濃縮水であることを確認。
<H4エリアIグループNo.5タンク内の水(採取日時:8月23日午後9時)>
・セシウム134:4.4×101Bq/cm3
・セシウム137:9.2×101Bq/cm3
・アンチモン125:5.3×101Bq/cm3
・全ベータ:2.0×105Bq/cm3
・塩素濃度:5200ppm

また、5・6号機の滞留水の保管等に使用しているフランジタイプタンクの健全性確認(外観目視確認、水位確認)を8月26日までに実施し、異常が無いことを確認。

漏えいが発生したH4エリアIグループNo.5タンクについて確認を行っていたところ、当該タンク含む3基(H4エリアIグループNo.5タンク、H4エリアIグループNo.10タンク、H4エリアIIグループNo.3タンク)が当初H1エリアに設置されていたこと、H1エリアで当該タンクが設置された基礎で、地盤沈下が起こったため、H2エリアに設置する計画であったが、実際には、H4エリアに設置されていることが判明。No.5タンクからの水漏れと、H1エリアの基礎が地盤沈下した際に設置していた経過があることの因果関係は不明であるが、漏えいリスクの低減対策として、8月25日午後3時57分よりH4エリアIグループNo.10タンクから、H4エリアタンクBグループNo.10タンクへの移送を開始。8月27日午前2時7分、移送完了。また、8月29日午前10時30分より、H4エリアIIグループNo.3タンクからH4エリアBグループNo.10タンクへの移送を開始。同日午後4時50分、一時的に移送を停止(台風15号の接近に伴い、堰内に雨水が溜まることが予想され、その際の汲み上げ先としてH4エリアBグループNo.10タンクを使用する可能性があるため)。

H4エリアIグループのドレン弁から、周囲より高い線量が計測されたこと(8月26日公表)について、周囲土壌の汚染の可能性があったことから、8月29日に周辺地表面の線量率測定を実施したが、1mSv/hを超える高い線量率箇所はなかった。

今回のタンクからの漏えいを踏まえ、以下の場所で水を採取し、核種分析を実施(8月29日採取)。分析結果は以下のとおり。分析結果については、前日(8月28日採取)の測定結果と比較して大きな変動はない。

<福島第一南放水口付近海水(排水路出口付近)>
(採取日時:8月29日午前11時05分)
セシウム134:検出限界値未満【検出限界値:1.4 Bq/L(1.4×10-3[Bq/cm3])】
セシウム137:検出限界値未満【検出限界値:1.3 Bq/L(1.3×10-3[Bq/cm3])】
全ベータ:検出限界値未満【検出限界値:18 Bq/L(1.8×10-2Bq/cm3])】

<H4エリア付近B-C排水路合流地点(旧名称:コア倉庫前側溝)>
(採取日時:8月29日午前11時20分)
セシウム134:検出限界値未満【検出限界値:19 Bq/L(1.9×10-2[Bq/cm3])】
セシウム137:検出限界値未満【検出限界値:26 Bq/L(2.6×10-2[Bq/cm3])】
全ベータ:490 Bq/L(4.9×10-1[Bq/cm3])

※8月19日午前10時4分頃、免震重要棟前に設置している連続ダストモニタで放射能濃度が高いことを示す警報(放射能高高警報)が発生した件について、原因調査のため、8月23日に3号機原子炉建屋上部瓦礫撤去作業を実施していない状況で、3号機原子炉建屋上部における空気中の放射性物質(8月22日採取)の核種分析を実施。分析の結果、3号機原子炉上西南西側において2回測定したうちの1回目の下方向で採取した1試料において、過去の値に比較して若干高い値を検出。その他の分析結果については過去の変動範囲内であることを確認。
8月29日、飛散防止剤を散布したうえで午後1時15分から午後2時3分の間、3号機原子炉建屋上部瓦礫撤去作業を一時的に実施し、この間に3号機原子炉建屋上部のダストを採取。なお、作業後においても飛散防止剤を散布。当該作業時間帯および作業後におけるモニタリング指示値に有意な変動は確認されていない。

8月30日午前10時、6号機タービン建屋地下から仮設タンクへの溜まり水の移送を開始。同日午後3時、移送を停止。

※1~4号機タービン建屋東側に観測孔を設置し地下水を採取、分析しており、6月19日、1,2号機間の観測孔において、トリチウムおよびストロンチウムが高い値で検出されたことを公表し監視強化中。

8月15日午前11時35分、1・2号機タービン建屋東側に設置したウェルポイント(バキュームによる強制的な揚水設備)の1箇所(最終的に28箇所設置予定)から地下水をくみ上げ、2号機立坑Cへの移送を開始。移送において、漏えい等の異常がないことを確認。その後、8月16日午前11時10分に12箇所、8月17日午前11時5分に9箇所、8月18日午前9時00分に1箇所、8月21日午後2時10分に1箇所、8月23日午前8時20分に4箇所を追加し、予定していた28箇所すべてのウェルポイントから地下水を汲み上げ、2号機立坑Cへの移送を実施。8月24日午後1時55分、ウェルポイントからの移送先を2号機立坑Cより2号機タービン建屋へ切替を実施。8月28日午前10時58分、地下水移送ポンプ追設工事のため、ウェルポイントおよび集水ピット(南)からの移送先を2号機タービン建屋から2号機立坑Cへ切替。

8月29日に採取した地下水観測孔No.1について、セシウム134およびセシウム137の数値が、前回(8月26日採取分)の数値と比較して上昇。
<地下水観測孔No.1>
セシウム134:13 Bq/L(前回値:検出限界値未満/過去最高値:3.2 [Bq/L])
セシウム137:31 Bq/L(前回値:0.84 [Bq/L]/過去最高値:4.3 [Bq/L])
その他の観測孔については、大きな変動はなし。上昇が見られた地下水観測孔No.1については、再度サンプリングを行い確認を行う予定。

以 上

添付資料

参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)

※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。

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