災害等の分析手法(SAFER)
目的
「人間の特性と周囲の環境が合わない」ことから人間のエラーが誘発されている事実に着目し、エラー原因を多面的に分析して、環境を改善することでエラーを減らす対策を考えます。当社では災害等の分析手法SAFERを開発し、全社的に活用しています。
概要と成果
SAFERによる分析
分析手法SAFER(Systematic Approach For Error Reduction)は、災害等の原因をm-SHELモデルを活用して多面的に分析し、その発生リスクを下げる対策を考案する手法です。人間を取り巻く要因を人間の特性に合うように改良し、「人間中心の環境」を構築することでエラーを未然に防ぎます。
エラー対策の発想ガイドラインGUIDE
SAFERでは、エラー対策の発想ガイドラインGUIDEを開発・活用し、なるべく人間の意識等に頼らない対策を考案します。「自動化や工程変更によりリスク機会を減らす(“やめる・なくす”)」、「カバー・施錠等で物理的に防護(“できないようにする”)」、「色分け・マーキングにより判断負担を軽減(“わかりやすくする”)」などの考え方に基づき、災害発生のリスクを下げます。
成果の適用先・事例
当社の様々な設備や職場における災害原因の分析や対策の立案に活用しており、全社的な研修も行っています。設備の保守管理に限らず、製造現場や机上管理など、あらゆる業務に活用できます。
担当部署
経営技術戦略研究所 経営戦略調査室 ヒューマンファクターグループ