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7月の発電量は前年比16.9%減、梅雨寒が長引き冷房需要伸び悩む

 東京電力の7月の発電量は、低温で冷房需要が伸び悩んだことから、前年同月比16.9%減の251億キロワット時と、12カ月ぶりに前年実績を大幅に下回りました。
 7月の東京地方の気象は梅雨前線が停滞し、日照時間はわずかに48.2時間、熱帯夜もゼロと、ともに明治9年(1876年)の観測開始以来最も少なかったうえ、月間平均気温は22.8度と前年を5.2度も下回りました。また梅雨明けも8月2日頃と、昭和26年(1951年)の統計開始以来2番目に遅いものでした。
 7月の最大電力は5023.4万キロワットで(7月11日(金)午後3時、最高気温31.9度)、近年では、冷夏だった平成5年(1993年)7月の最大電力4750.1万キロワットに次ぐ低い水準です。

 <7月の発電量 内訳>

    (発電量) (構成比)
  • 自社
合計 178.2億kWh 71%
(水力 12.2億kWh 5%)
(火力 139.0億kWh 55%)
(原子力 27.0億kWh 11%)
  • 他社受電
46.7億kWh 19%
  • 融通
27.7億kWh 11%
  • 揚水用電力量
-1.7億kWh -1%
合  計 251.0億kWh 100%
  • ※1.四捨五入の関係で数値の計が合わない場合がある。
  • ※2.一般に、「融通」は電力会社(一般電気事業者)間の電力受給、「他社受電」は電力会社以外(卸電気事業者、IPP、公営、自家発など)から電力会社が受給するもの。
  • ※3.「揚水用電力量」は、揚水式水力発電で昼間の電力需要のピーク時に発電に使えるように、電力需要が少ない夜間に下部調整池から上部調整池に水を汲み上げるために使用する電力。

 弊社の原子力発電所は、柏崎刈羽原子力発電所4号、6号、7号、福島第一原子力発電所6号機を除き、13基の原子力プラントの停止が続いております(8月12日現在)。このため他の電力会社からの受電を増やしたのをはじめ、火力発電所の試運転電力の利用や安全を確保しての出力増運転、自家発電からの余剰電力購入などの追加供給分を確保して、安定供給に全力を挙げて取り組んでおります。
 7月は、広くお客さまに節電にご協力いただいたことに加え、まれに見る低温にも助けられ、ある程度余裕を持って電力の安定供給に努めることができましたが、夏本番の8月はお盆明けにも電力需要が急増する可能性もあります。引き続き節電にご協力いただきますようお願い申し上げます。

 以 上


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